”読ませていただきました”
昼過ぎ。彼が行くって言ってた会議についていったときのこと。
一瞬、先週作った資料のことかと思ったんだけど
よくよく聞くと、私が自分のHPで書いてる日記の方のことだった。
嬉しいような、恥ずかしいような、まずいような。
しかもさ、この間彼が訊いた質問に対する答えも書いてあって。
だって、見るとは思わなかったんだもん。思わなかったし。
先週の飲みで、そういう話でたけど、
週末まで何もなかったからすっかり油断してた。
これからは、気をつけようっと。。。
昼過ぎ。彼が行くって言ってた会議についていったときのこと。
一瞬、先週作った資料のことかと思ったんだけど
よくよく聞くと、私が自分のHPで書いてる日記の方のことだった。
嬉しいような、恥ずかしいような、まずいような。
しかもさ、この間彼が訊いた質問に対する答えも書いてあって。
だって、見るとは思わなかったんだもん。思わなかったし。
先週の飲みで、そういう話でたけど、
週末まで何もなかったからすっかり油断してた。
これからは、気をつけようっと。。。
彼氏とお茶した。
”2年後に結婚しましょう”
彼氏が言った。タイミングとしては、私が望んだタイミングだ。
なんだけど、そこまで続くか自信ない。
これから2年なんて、気が遠くなるように遠い期間。
付き合いだして丸2年。この間に、いろんなことがあった。
彼氏への感情も、ずいぶん変わった。
あと2年もする前に、彼とのことバレちゃうんじゃないかな。
バレる、というか、何かの拍子に暴露してしまいそうな気がする。
私も彼も、ズルい。何も起きないとは、思えない。
何も起きなかったら、世の中間違ってる。
正直者が馬鹿を見る、みたいな。
彼氏と、来月コンサートいこうって話をした。
快くOKしてくれた。
いい人だよね、彼氏。
”2年後に結婚しましょう”
彼氏が言った。タイミングとしては、私が望んだタイミングだ。
なんだけど、そこまで続くか自信ない。
これから2年なんて、気が遠くなるように遠い期間。
付き合いだして丸2年。この間に、いろんなことがあった。
彼氏への感情も、ずいぶん変わった。
あと2年もする前に、彼とのことバレちゃうんじゃないかな。
バレる、というか、何かの拍子に暴露してしまいそうな気がする。
私も彼も、ズルい。何も起きないとは、思えない。
何も起きなかったら、世の中間違ってる。
正直者が馬鹿を見る、みたいな。
彼氏と、来月コンサートいこうって話をした。
快くOKしてくれた。
いい人だよね、彼氏。
親と彼氏のことについて話した。
”結婚するなら浮気は絶対ダメよ”
…はぁ。そりゃ、そうだよね。
彼氏にも今日言われたし。浮気はダメだって。
浮気じゃないもん。
まだ、ちょっとキスしただけの健全な関係だもん。
彼氏は結婚するにはいいけど、
彼と遊びたい気持ちもあるからなんとなく結婚に踏み切れない。
家を見に行ってきた。
1Kだったら文句のつけようのない物件だった。
でも、彼はもっと広い家に、奥さんと子供と暮らしてるんだよね。
比べても仕方ないんだけど、ここで満足するのは違うと思った。
一人暮らしするのは夢だったけど、
仕事ができるようになるのが、先かもね。
”結婚するなら浮気は絶対ダメよ”
…はぁ。そりゃ、そうだよね。
彼氏にも今日言われたし。浮気はダメだって。
浮気じゃないもん。
まだ、ちょっとキスしただけの健全な関係だもん。
彼氏は結婚するにはいいけど、
彼と遊びたい気持ちもあるからなんとなく結婚に踏み切れない。
家を見に行ってきた。
1Kだったら文句のつけようのない物件だった。
でも、彼はもっと広い家に、奥さんと子供と暮らしてるんだよね。
比べても仕方ないんだけど、ここで満足するのは違うと思った。
一人暮らしするのは夢だったけど、
仕事ができるようになるのが、先かもね。
今日はあまりにも疲れてたので午前休。
彼も朝から外出だったし。
もっとも、私が遅めに会社に着いたことには
彼は既に会社に一度戻ってきていたけれど。
彼が、”やったほうがいいよ”って言ったから、
昇進試験の勉強の資料を定時後に作った。
自分の考えを外で発表するって、苦手。
発表自体が苦手なのもあるけど、
それ以上に自分が考えたことを
知り合いに知られるのが嫌だ。
そんな私は、管理職はおろかこの仕事自体が向いてない。
参考にするために、彼が年初やプロジェクトの説明のときに
作った資料にも目を通した。
当たり前かもしれないけど、よく出来てる。
日本でも有数のドケチ社長から
何億も予算を確保するだけのことはあって
熱意に溢れてるし、話の筋もしっかりしてる。
よくこんなこと考えつくなぁ、と思う。
技術力と説得力。形にしていく力。
どれをとっても、かなわない。
彼が課長になってもう3年。
そろそろ、課長、じゃなくて
もっと遠くに行ってしまうんじゃないだろうか。
そんな彼は、午後も颯爽と席を立って外出していった。
”電話かかってきたら、携帯に”
携帯にかけなおさなきゃいけないほどの
電話かかってくるようなことって、まずない。
ありがと。断ってくれて。
夜。彼氏と引越し候補の家を見に行ってきた。
私が資料作りで遅くなったせいで、彼は最初機嫌が悪かった。
スタスタ私をほって歩いて行ってしまうので、
私も”もうついて来てくれなくていいよ”って言ってしまった。
心から、そう思ったから。恨みでも怒りでも何でもなく。
彼氏はそれでも来てくれたんだけど、
お家に関しては微妙だとのコメントだった。
確かに、生活するって点では少し不便なとこだけど、
観光地や繁華街に近いし、それなりにお洒落な場所ではあった。
私は、思ってたより全然良かったけどなぁ。
帰りに、この前友達の結婚式に行った彼氏と
披露宴の話をした。
”絶対やりたくない。めんどくさいし、
何言われるかわかんないし。
会社の人なんて、絶対呼びたくない”
哀しくなった。
私だって、ぜひどうしてもやりたいってわけじゃないけど、
それでも、自分が楽しく式に参加してきたみたいなのに
そういうふうに言われると寂しい。
祝福して貰える自信があるわけじゃない。
友達って言えるだけの友達なんて、両手使うと余るくらいだし。
でも、自分の周りにいる人にきてほしくないなんて言う人と
結婚したくない。
もっと、周りの人を愛してる人のほうが、私は好きだ。
自分がそうじゃないから、憧れるし。
結局、恋愛の熱が冷めた後に残るのは普通の人間関係だ。
そこで、相手のことを尊敬できなかったら、
やっぱりその関係は冴えない関係だと思う。
周りの人に”飲み会なんて、めんどくさくて頭に来る”
なんて言ってるのを聞いて、
この人と一緒にいたい、なんて思えないよ。
そういう発言、私は偏屈で嫌いだ。
彼がいない頃は、そう思ってた時期もあったけど、
それでもそういう失礼な態度はいけないなって思う。
人間って、知らない人には冷たくなるし、
愛してくれる人を悪いようにしない。
自分から、人との関係を断ち切っていく人が
幸せになるとは思えない。
私も自分勝手だし、人見知りするから
彼氏のこととやかく言えないけど、
私は、できればみんなと仲良くできればいいなと思ってる。
無意識とはいえ、周りの人を
めんどくさいなんて言われると、心が痛む。
彼氏と違って、彼が人を見る目は温かい。
出来ない人、至らない人、たくさんいるんだろうけど、
そのひとりひとりのいいところを見て、
褒めながら言うべきことを言う。
何でも好意的に取るし、いいと思ったことを熱心に話してくれる。
彼の先読みすぎの勘違いもたくさんあるけど、
彼といると明るい気分になるし、
立ち止まって悩んでるときにも
自分の存在意義を認めてもらったような気になる。
彼自身、今までたくさん努力したんだと思う。
人を気遣えるってことは、辛さを知ってるからなんだろう。
周りはいろいろなことを言うけれど、裏表なく彼はいつも彼。
だから、惹かれた。多分、それが彼を好きになった理由。
嫉妬かもしれない。でも、憧れた。
彼と一緒にいたい。引っ越すかどうかは、彼への気持ち次第。
一昨日の一件で、私の気持ちは彼に傾いてる。
彼も朝から外出だったし。
もっとも、私が遅めに会社に着いたことには
彼は既に会社に一度戻ってきていたけれど。
彼が、”やったほうがいいよ”って言ったから、
昇進試験の勉強の資料を定時後に作った。
自分の考えを外で発表するって、苦手。
発表自体が苦手なのもあるけど、
それ以上に自分が考えたことを
知り合いに知られるのが嫌だ。
そんな私は、管理職はおろかこの仕事自体が向いてない。
参考にするために、彼が年初やプロジェクトの説明のときに
作った資料にも目を通した。
当たり前かもしれないけど、よく出来てる。
日本でも有数のドケチ社長から
何億も予算を確保するだけのことはあって
熱意に溢れてるし、話の筋もしっかりしてる。
よくこんなこと考えつくなぁ、と思う。
技術力と説得力。形にしていく力。
どれをとっても、かなわない。
彼が課長になってもう3年。
そろそろ、課長、じゃなくて
もっと遠くに行ってしまうんじゃないだろうか。
そんな彼は、午後も颯爽と席を立って外出していった。
”電話かかってきたら、携帯に”
携帯にかけなおさなきゃいけないほどの
電話かかってくるようなことって、まずない。
ありがと。断ってくれて。
夜。彼氏と引越し候補の家を見に行ってきた。
私が資料作りで遅くなったせいで、彼は最初機嫌が悪かった。
スタスタ私をほって歩いて行ってしまうので、
私も”もうついて来てくれなくていいよ”って言ってしまった。
心から、そう思ったから。恨みでも怒りでも何でもなく。
彼氏はそれでも来てくれたんだけど、
お家に関しては微妙だとのコメントだった。
確かに、生活するって点では少し不便なとこだけど、
観光地や繁華街に近いし、それなりにお洒落な場所ではあった。
私は、思ってたより全然良かったけどなぁ。
帰りに、この前友達の結婚式に行った彼氏と
披露宴の話をした。
”絶対やりたくない。めんどくさいし、
何言われるかわかんないし。
会社の人なんて、絶対呼びたくない”
哀しくなった。
私だって、ぜひどうしてもやりたいってわけじゃないけど、
それでも、自分が楽しく式に参加してきたみたいなのに
そういうふうに言われると寂しい。
祝福して貰える自信があるわけじゃない。
友達って言えるだけの友達なんて、両手使うと余るくらいだし。
でも、自分の周りにいる人にきてほしくないなんて言う人と
結婚したくない。
もっと、周りの人を愛してる人のほうが、私は好きだ。
自分がそうじゃないから、憧れるし。
結局、恋愛の熱が冷めた後に残るのは普通の人間関係だ。
そこで、相手のことを尊敬できなかったら、
やっぱりその関係は冴えない関係だと思う。
周りの人に”飲み会なんて、めんどくさくて頭に来る”
なんて言ってるのを聞いて、
この人と一緒にいたい、なんて思えないよ。
そういう発言、私は偏屈で嫌いだ。
彼がいない頃は、そう思ってた時期もあったけど、
それでもそういう失礼な態度はいけないなって思う。
人間って、知らない人には冷たくなるし、
愛してくれる人を悪いようにしない。
自分から、人との関係を断ち切っていく人が
幸せになるとは思えない。
私も自分勝手だし、人見知りするから
彼氏のこととやかく言えないけど、
私は、できればみんなと仲良くできればいいなと思ってる。
無意識とはいえ、周りの人を
めんどくさいなんて言われると、心が痛む。
彼氏と違って、彼が人を見る目は温かい。
出来ない人、至らない人、たくさんいるんだろうけど、
そのひとりひとりのいいところを見て、
褒めながら言うべきことを言う。
何でも好意的に取るし、いいと思ったことを熱心に話してくれる。
彼の先読みすぎの勘違いもたくさんあるけど、
彼といると明るい気分になるし、
立ち止まって悩んでるときにも
自分の存在意義を認めてもらったような気になる。
彼自身、今までたくさん努力したんだと思う。
人を気遣えるってことは、辛さを知ってるからなんだろう。
周りはいろいろなことを言うけれど、裏表なく彼はいつも彼。
だから、惹かれた。多分、それが彼を好きになった理由。
嫉妬かもしれない。でも、憧れた。
彼と一緒にいたい。引っ越すかどうかは、彼への気持ち次第。
一昨日の一件で、私の気持ちは彼に傾いてる。
彼は今日午後は外出だった。
”体、大丈夫?”
大丈夫じゃない。今日は疲れてる。でも頷く。
”今日は、もう戻ってこないから”
衝立越しで届くように、
断って出て行ってくれた。
教えてくれてありがと。あなたもお疲れ様。いってらっしゃい。
”体、大丈夫?”
大丈夫じゃない。今日は疲れてる。でも頷く。
”今日は、もう戻ってこないから”
衝立越しで届くように、
断って出て行ってくれた。
教えてくれてありがと。あなたもお疲れ様。いってらっしゃい。
課の飲みだった。もちろん、彼も私も出席。前にも、行くよねって聞かれてたし。
1次会から、テーブルは違うけど席は隣同士だった。
テーブル違うし、彼は課長さんだし、
新人さんと結構話してた。
なんか、新人の女の子が彼と楽しそうに
マニアックな話してるのがちょっと羨ましかった。
学生時代、勉強あまりしてなかったし、自業自得なんだけど。
1次会の最後の方では、彼とも話した。少しだけだけど。
お酒のおかげで、いつもより気楽に話せた。
少し、飲みすぎて辛かったんだけど、
彼がわざわざ来る?って聞いてくれたし
せっかくだから2次会へ。だって、一緒にいたい。
2次会、最初席に座ろうとしたときには
彼と私の間に先輩がいたけど、
お酒をカウンターで注いでもらってから戻ってきたときに、
彼がカウンターからまだ戻ってきていない先輩の
鞄がおいてあった場所に半ば強引に座ってしまった。
席は隣同士。しかも、長椅子なのに肩が触れるくらい寄って。
彼と、ふたりきりで話したわけじゃないけど、割と楽しく話できた。
正面が新人さんひとりだったのも気楽で良かった。
同じ課の人とかだったら、寄り添って座ってる私たちのこと
ヘンに思うんじゃないかなと。
平日だし、二次会は三々五々解散。
私たちは11時ごろ、新人さんと一緒に店を後にした。
お店をでて、駅にまっすぐ向かう新人さん達。
みんなで仲良くもいいんだけど、そのまま駅に着いちゃうのが嫌で、
お店の扉を開けてくれた彼の後ろについて外に出た。
”右?左?どっちから帰る?”
新人さんは既に右手にいる。明かりの具合からして、駅もきっと右手。
”じゃあ、左で”
”わかった、左から行こう”
歩き出した彼に、左手って何があるのって聞いたら
”知らない。何か楽しいことがあるかも”って言われた。
あてがあるの?って聞いたら、わかんないって返された。
彼がどう思ってるって聞くから、好きだって答えた。
何が?って聞く彼に、最後まで理由は答えなかった。
だって、明らかに負けてるもん。ほとんど、全部なんだから。
誰より一緒にいたいと思うし、知りたいと思う。思っているはず。
彼には怖い面もある。遠く感じることも多い。
仕事も、プライベートも。
でも、そんな彼がこっちを向いて、笑っててくれるのが嬉しい。
それが間違いで虚構でもいいんだと思うくらい、感覚が麻痺してる。
遠くにいるから、好きなんだ。憧れてる。
そんな彼が、そばにいてくれるだけで、幸せ。
”俺に、どうしてほしい?”
彼が訊く。どうもこうも、ない。今のままで、もう十分。
出口なんてないけれど、
あなたが今のままでいてくれれば、それでいい。
今が恵まれすぎてて、とっさにこれ以上が望めない。
”どうしてそんなこと訊くの?聞いたら後悔するかもよ?”
”ダメなことは、ダメだって言わなきゃならないから”
言われたくない。そんなこと。
”どうしたい?”
どうすれば、喜んでくれる?何が出来る?
”こんなふうに一緒にいたいよ。それで失いたくない。
それで、何か一緒に作っていけたらいいなと思う”
それが、私たちだと私の苦手な仕事になるわけだけどね。
同じ時間を過ごしたいというのは、そのまま私の願いでもある。
”俺、今、幸せなんだ”
彼が言う。
”こうやって、俺のこと好きでいてくれる人が傍にいて、
味方がいるって感じられるから”
そんなことない。気がついてないだけで
周りにはたくさん、彼のこと好きな人がいる。
彼がいないと、誰からともなく彼を探してる。
そんなふうにみんなに愛されてるあなたが、私も好きだ。
他にも、好きなところはたくさんあるけど。
むしろ、幸せなのは、私。
できるだけなんでもないように過ごそうとして
ひねくれた表現しかできない私に比べて、
あなたはストレートに気持ちを行動で見せくれるし、
口に出してくれる。
私のほうこそ毎日楽しいよ。
お店を出てから、しばらく歩いてたんだけど、
ふと街頭の切れ目で目が合った。
不意に彼が私の腰に手を廻して体ごと引き寄せた。
彼の体温で温まったフレグランスの残り香が鼻をくすぐる。
抱えられるみたいになって、止まったところで
軽く目を閉じると軽く唇と唇が触れた。
もっと欲しくて、向きを変えて再びキスする。
うっすら目を開けたまま、彼がゆっくり舌を絡ませてきた。
視線に負けて、私は目を閉じたけど、
再び目を開けてたときも、彼はじっとこっちを見てた。
街頭が反射してきらきら光る瞳が、冷静に私の反応を見つめる。
余裕たっぷりのキス。
彼とするまで、ディープキスが
こんなに気持ちいいなんて思ったことなかった。
落ち着いてる彼に反比例して、ゾクゾクして息が上がる。
”こういうこと、していいのかなぁ…”
ぼんやりしてる私に笑顔で軽くキスして、また歩き始める。
あなたが言うように、ふたりの間には問題はないよ。今はね。
ただ、今日は彼に、可愛いから好きだって言われてしまった。
私もあと5年もすれば、30過ぎる。
その頃にはきっと、可愛さでは勝負できない。
その頃には、あなたは私の傍にはいないんだなと、思った。
仕方ないよね。あなたに中身を愛されるほど、出来た人間でもないし。
好きでいてくれるのは嬉しいんだけど、反面少し哀しかった。
結局、私はどこに行っても”可愛い”だけなんだ。
体は、出来損ないなのに。
彼の気持ちが冷めたときのリスクを考えると、憂鬱になる。
それでも、この気持ちをなくしてしまうのも怖い。
なくしてしまったら、きっと毎日味気なさ過ぎてつまらない。
時に勝つのは、信頼とか、尊敬とか、そういうものだけど、
そういう点では私たちの関係はまるで頼りない。
この後も、2,3度抱き寄せられて、キスをして。
今日の彼は、躊躇わずに唇にキスをくれた。
”今度、出張行ったら、まずいよね。
お膳立て、揃ってるもんなぁ…”
やっぱり、そう思う?まずいことに気がついてたのね。
どうなるかは、あなたの気持ち次第。
あなたが絶対嫌だって言えば、間違いは起こらない。
ダメだって言ったら押せるけど、
嫌だって言われたら諦めざるを得ない。
抱きあわなくてもいい。ただ、もっと長い間傍にいたい。
あなたが拒むのに、あなたを抱く勇気は、まだない。
キスだってそうなんだから、きっと彼には抗えない。
無抵抗に彼の前に全部をさらけ出すのはまだ少し怖い。
それ以上に、彼が私を抱いたら
そこで冷めちゃうんかないかって思う。
抱きたいとは、思うよ。抱かれてみたい。
無防備な彼の姿が見てみたいし、彼の肌に包まれてみたい。
キスがうまい人に抱かれるのは気持ちいいって言うしね。
気持ちだけで、体中がくすぐったくなるくらい気持ちいいんだから
裸の彼に抱かれたらそのまま死んじゃうかもしれない。
今日、いくつ目かの駅が見えた。
”今日はここまでで”
駅から、丸見えの高台。彼の唇が、私の唇を塞ぐ。
最後って言われたのが悔しくて、
体を起こした彼を抱き寄せて彼の頬にキスした。
なんでもない駅だと思ってた駅は、
彼の家の最寄駅だった。家の近くじゃない。
こんな近所で、抱きあってたらまずかったんじゃないのかな。
奥さんに見つかったら、ただじゃすまないんだろうな。
あんなに電話してくるところを見ると、
疑われたら探偵とか出てくるんじゃないかと思ってしまう。
後ろには気をつけないと。さすがに出張には来ないだろうけど。
1次会から、テーブルは違うけど席は隣同士だった。
テーブル違うし、彼は課長さんだし、
新人さんと結構話してた。
なんか、新人の女の子が彼と楽しそうに
マニアックな話してるのがちょっと羨ましかった。
学生時代、勉強あまりしてなかったし、自業自得なんだけど。
1次会の最後の方では、彼とも話した。少しだけだけど。
お酒のおかげで、いつもより気楽に話せた。
少し、飲みすぎて辛かったんだけど、
彼がわざわざ来る?って聞いてくれたし
せっかくだから2次会へ。だって、一緒にいたい。
2次会、最初席に座ろうとしたときには
彼と私の間に先輩がいたけど、
お酒をカウンターで注いでもらってから戻ってきたときに、
彼がカウンターからまだ戻ってきていない先輩の
鞄がおいてあった場所に半ば強引に座ってしまった。
席は隣同士。しかも、長椅子なのに肩が触れるくらい寄って。
彼と、ふたりきりで話したわけじゃないけど、割と楽しく話できた。
正面が新人さんひとりだったのも気楽で良かった。
同じ課の人とかだったら、寄り添って座ってる私たちのこと
ヘンに思うんじゃないかなと。
平日だし、二次会は三々五々解散。
私たちは11時ごろ、新人さんと一緒に店を後にした。
お店をでて、駅にまっすぐ向かう新人さん達。
みんなで仲良くもいいんだけど、そのまま駅に着いちゃうのが嫌で、
お店の扉を開けてくれた彼の後ろについて外に出た。
”右?左?どっちから帰る?”
新人さんは既に右手にいる。明かりの具合からして、駅もきっと右手。
”じゃあ、左で”
”わかった、左から行こう”
歩き出した彼に、左手って何があるのって聞いたら
”知らない。何か楽しいことがあるかも”って言われた。
あてがあるの?って聞いたら、わかんないって返された。
彼がどう思ってるって聞くから、好きだって答えた。
何が?って聞く彼に、最後まで理由は答えなかった。
だって、明らかに負けてるもん。ほとんど、全部なんだから。
誰より一緒にいたいと思うし、知りたいと思う。思っているはず。
彼には怖い面もある。遠く感じることも多い。
仕事も、プライベートも。
でも、そんな彼がこっちを向いて、笑っててくれるのが嬉しい。
それが間違いで虚構でもいいんだと思うくらい、感覚が麻痺してる。
遠くにいるから、好きなんだ。憧れてる。
そんな彼が、そばにいてくれるだけで、幸せ。
”俺に、どうしてほしい?”
彼が訊く。どうもこうも、ない。今のままで、もう十分。
出口なんてないけれど、
あなたが今のままでいてくれれば、それでいい。
今が恵まれすぎてて、とっさにこれ以上が望めない。
”どうしてそんなこと訊くの?聞いたら後悔するかもよ?”
”ダメなことは、ダメだって言わなきゃならないから”
言われたくない。そんなこと。
”どうしたい?”
どうすれば、喜んでくれる?何が出来る?
”こんなふうに一緒にいたいよ。それで失いたくない。
それで、何か一緒に作っていけたらいいなと思う”
それが、私たちだと私の苦手な仕事になるわけだけどね。
同じ時間を過ごしたいというのは、そのまま私の願いでもある。
”俺、今、幸せなんだ”
彼が言う。
”こうやって、俺のこと好きでいてくれる人が傍にいて、
味方がいるって感じられるから”
そんなことない。気がついてないだけで
周りにはたくさん、彼のこと好きな人がいる。
彼がいないと、誰からともなく彼を探してる。
そんなふうにみんなに愛されてるあなたが、私も好きだ。
他にも、好きなところはたくさんあるけど。
むしろ、幸せなのは、私。
できるだけなんでもないように過ごそうとして
ひねくれた表現しかできない私に比べて、
あなたはストレートに気持ちを行動で見せくれるし、
口に出してくれる。
私のほうこそ毎日楽しいよ。
お店を出てから、しばらく歩いてたんだけど、
ふと街頭の切れ目で目が合った。
不意に彼が私の腰に手を廻して体ごと引き寄せた。
彼の体温で温まったフレグランスの残り香が鼻をくすぐる。
抱えられるみたいになって、止まったところで
軽く目を閉じると軽く唇と唇が触れた。
もっと欲しくて、向きを変えて再びキスする。
うっすら目を開けたまま、彼がゆっくり舌を絡ませてきた。
視線に負けて、私は目を閉じたけど、
再び目を開けてたときも、彼はじっとこっちを見てた。
街頭が反射してきらきら光る瞳が、冷静に私の反応を見つめる。
余裕たっぷりのキス。
彼とするまで、ディープキスが
こんなに気持ちいいなんて思ったことなかった。
落ち着いてる彼に反比例して、ゾクゾクして息が上がる。
”こういうこと、していいのかなぁ…”
ぼんやりしてる私に笑顔で軽くキスして、また歩き始める。
あなたが言うように、ふたりの間には問題はないよ。今はね。
ただ、今日は彼に、可愛いから好きだって言われてしまった。
私もあと5年もすれば、30過ぎる。
その頃にはきっと、可愛さでは勝負できない。
その頃には、あなたは私の傍にはいないんだなと、思った。
仕方ないよね。あなたに中身を愛されるほど、出来た人間でもないし。
好きでいてくれるのは嬉しいんだけど、反面少し哀しかった。
結局、私はどこに行っても”可愛い”だけなんだ。
体は、出来損ないなのに。
彼の気持ちが冷めたときのリスクを考えると、憂鬱になる。
それでも、この気持ちをなくしてしまうのも怖い。
なくしてしまったら、きっと毎日味気なさ過ぎてつまらない。
時に勝つのは、信頼とか、尊敬とか、そういうものだけど、
そういう点では私たちの関係はまるで頼りない。
この後も、2,3度抱き寄せられて、キスをして。
今日の彼は、躊躇わずに唇にキスをくれた。
”今度、出張行ったら、まずいよね。
お膳立て、揃ってるもんなぁ…”
やっぱり、そう思う?まずいことに気がついてたのね。
どうなるかは、あなたの気持ち次第。
あなたが絶対嫌だって言えば、間違いは起こらない。
ダメだって言ったら押せるけど、
嫌だって言われたら諦めざるを得ない。
抱きあわなくてもいい。ただ、もっと長い間傍にいたい。
あなたが拒むのに、あなたを抱く勇気は、まだない。
キスだってそうなんだから、きっと彼には抗えない。
無抵抗に彼の前に全部をさらけ出すのはまだ少し怖い。
それ以上に、彼が私を抱いたら
そこで冷めちゃうんかないかって思う。
抱きたいとは、思うよ。抱かれてみたい。
無防備な彼の姿が見てみたいし、彼の肌に包まれてみたい。
キスがうまい人に抱かれるのは気持ちいいって言うしね。
気持ちだけで、体中がくすぐったくなるくらい気持ちいいんだから
裸の彼に抱かれたらそのまま死んじゃうかもしれない。
今日、いくつ目かの駅が見えた。
”今日はここまでで”
駅から、丸見えの高台。彼の唇が、私の唇を塞ぐ。
最後って言われたのが悔しくて、
体を起こした彼を抱き寄せて彼の頬にキスした。
なんでもない駅だと思ってた駅は、
彼の家の最寄駅だった。家の近くじゃない。
こんな近所で、抱きあってたらまずかったんじゃないのかな。
奥さんに見つかったら、ただじゃすまないんだろうな。
あんなに電話してくるところを見ると、
疑われたら探偵とか出てくるんじゃないかと思ってしまう。
後ろには気をつけないと。さすがに出張には来ないだろうけど。
グループ内で必死で準備した会議が、今日あった。
ギリギリまで資料作りしてグループのメンバーの分の
プレゼンもやって、頑張ったんだけど
時間がなくて、うまく説明し切れなかった。
案の定、伝わりきらなかったんだけど、
今日は、一緒に出てた彼が助けてくれた。
感謝してます。助けてもらってばかりじゃなくて
自分の足で立たなきゃいけないんだけど、助かりました。
次は、もう少し時間を考えてやるよ。
帰り道。今日も遅くなった私を彼が待っててくれた。
今日は、一緒の方向に帰る同じ課の人と
エレベーターに乗り合わせた。
今日一緒になった人はよく、お世話になってる人。
ひとりで駅に向かうより、一緒にいたほうが楽しい。
彼と、先輩が話してるのを3歩後ろで聞きながら
今日は門のところまで着いてしまった。
”お疲れ様です”
彼と先輩が挨拶して別れる。
”お疲れ様です”
一瞬おくれて挨拶した私に、彼が振り向いて意味ありげに笑った。
うん。また明日ね。
駅についてからも、なかなか来ない電車を
ひとりで待つのがつまらないので
逆方向に帰る先輩と、改札を入ったところ立ち止まってた。
”会社に女の子がいると、楽しいんだけど…うーん”
笑いながらも微妙な間があって、先輩が言う。
…気づかれてますか。もしかして。私と、彼のこと。
気づいてるよね。
彼、最近毎日私と一緒に会社出るし、
そのとき、先輩はまだいつも残ってるし、たまに目が合うし。
”もしかして、私何かまずいことしてますか?”
言われるなら、ハッキリ言われたい。素直に言ってみて。
”女の子がいるといいんだけど、傍にいると異性を感じるじゃんね”
…そうなんですか?
それは、嘘だと思うけど。
ふたりでいれば、彼には確かにそういう面が見えてるだろうけど、
先輩に色目使ったつもりもなければ
会社で色っぽく振舞ってるつもりも全然ない。
毎日彼が”もうちょっとなんとかしたら”なんていうくらい
色気のないパンツルックだし、
この歳になって化粧もコンシーラ以外塗らない日が多い。
先輩の前で、他の先輩のこと怒鳴り散らしたこともある。
いわゆる女の子キャラではないことには自信があったのに。
”職場にいい女がいると、辛いよ”
嬉しいけど、字面どおりに受け取れない。
万が一、いい女になってきてるとしたら、
それは他でもない彼のおかげ。
きっと今って、大事にされてるんだろうな、私。
これがなくなったときのためにも、早く自立することを覚えないと…
ウダウダなやんで、感情的で、人一倍愛想が悪い私。
いい女ねって言われて、ありがとうって
さらっと言えるようになりたいです。
ギリギリまで資料作りしてグループのメンバーの分の
プレゼンもやって、頑張ったんだけど
時間がなくて、うまく説明し切れなかった。
案の定、伝わりきらなかったんだけど、
今日は、一緒に出てた彼が助けてくれた。
感謝してます。助けてもらってばかりじゃなくて
自分の足で立たなきゃいけないんだけど、助かりました。
次は、もう少し時間を考えてやるよ。
帰り道。今日も遅くなった私を彼が待っててくれた。
今日は、一緒の方向に帰る同じ課の人と
エレベーターに乗り合わせた。
今日一緒になった人はよく、お世話になってる人。
ひとりで駅に向かうより、一緒にいたほうが楽しい。
彼と、先輩が話してるのを3歩後ろで聞きながら
今日は門のところまで着いてしまった。
”お疲れ様です”
彼と先輩が挨拶して別れる。
”お疲れ様です”
一瞬おくれて挨拶した私に、彼が振り向いて意味ありげに笑った。
うん。また明日ね。
駅についてからも、なかなか来ない電車を
ひとりで待つのがつまらないので
逆方向に帰る先輩と、改札を入ったところ立ち止まってた。
”会社に女の子がいると、楽しいんだけど…うーん”
笑いながらも微妙な間があって、先輩が言う。
…気づかれてますか。もしかして。私と、彼のこと。
気づいてるよね。
彼、最近毎日私と一緒に会社出るし、
そのとき、先輩はまだいつも残ってるし、たまに目が合うし。
”もしかして、私何かまずいことしてますか?”
言われるなら、ハッキリ言われたい。素直に言ってみて。
”女の子がいるといいんだけど、傍にいると異性を感じるじゃんね”
…そうなんですか?
それは、嘘だと思うけど。
ふたりでいれば、彼には確かにそういう面が見えてるだろうけど、
先輩に色目使ったつもりもなければ
会社で色っぽく振舞ってるつもりも全然ない。
毎日彼が”もうちょっとなんとかしたら”なんていうくらい
色気のないパンツルックだし、
この歳になって化粧もコンシーラ以外塗らない日が多い。
先輩の前で、他の先輩のこと怒鳴り散らしたこともある。
いわゆる女の子キャラではないことには自信があったのに。
”職場にいい女がいると、辛いよ”
嬉しいけど、字面どおりに受け取れない。
万が一、いい女になってきてるとしたら、
それは他でもない彼のおかげ。
きっと今って、大事にされてるんだろうな、私。
これがなくなったときのためにも、早く自立することを覚えないと…
ウダウダなやんで、感情的で、人一倍愛想が悪い私。
いい女ねって言われて、ありがとうって
さらっと言えるようになりたいです。
帰り道。
今日も普通に彼について帰った。
だって、遅くなったのに、私が帰るまで
彼がいてくれたんだもん。
明日発表予定の仕事の話も、ちゃんとチェックしてくれたし。
彼がノーって言わないと、彼と毎日いっしょに帰ってしまう。
いつまでいられるか分からないし。
彼には、引越しの話もした。迷ってることも。
”悪くないとこだと思うけど、落ち着いて考えた方がいいよ”
賃貸だもん。そこまで落ち着いて考えられるほど、時間もない。
でも、彼にそういわれると、彼と一緒にいる時間も欲しくなる。
私にしてみれば、ここで落ち着く理由なんて
彼以外にありえない。
彼は週末、近代美術を見に行ってきたらしい。家族と。
額縁に入れて飾っておきたいくらいにいい家庭じゃない。
休日、家族で美術館なんて、行ったことない。
それで幸せじゃないなんて、嘘でしょ。
それだけ出来た家庭が虚構だったら、ショックだよ、子供は。
しかも、彼、春までは子供の受験のために、
朝5時頃から勉強を見てたらしい。
彼曰く”それくらいやらなきゃ”。
まずい。私。彼の子に完全に負けてる。彼にもね。
勉強します。今日から。毎日。
”近代美術、好きなんだよ”
…近代美術って、私、あんまり馴染みがない。音楽は好きだけど。
しかも、芸術=古典の偏屈な私には近代物って眼中にすらない。
彼が好きだって言ってるし、ちょっとだけ覗いてみるのもいいかな。
少なくとも、彼氏の好きな格闘技より敷居は低そう。
面白ければ、それはそれで世界が広がっていいし、
彼が見たものを見てみたい。
まったく好きなものが逆だから、それはそれでいいのかも。
”一緒に行けるといいんだけどね”
その言葉、思いも寄らなかったです。
”近々にそういう機会ってないなぁ”
…そういう機会があったら誘ってください。お願い。
何が面白いのか、説明して。
下心なくそう思う。そうでありたい。
今日も普通に彼について帰った。
だって、遅くなったのに、私が帰るまで
彼がいてくれたんだもん。
明日発表予定の仕事の話も、ちゃんとチェックしてくれたし。
彼がノーって言わないと、彼と毎日いっしょに帰ってしまう。
いつまでいられるか分からないし。
彼には、引越しの話もした。迷ってることも。
”悪くないとこだと思うけど、落ち着いて考えた方がいいよ”
賃貸だもん。そこまで落ち着いて考えられるほど、時間もない。
でも、彼にそういわれると、彼と一緒にいる時間も欲しくなる。
私にしてみれば、ここで落ち着く理由なんて
彼以外にありえない。
彼は週末、近代美術を見に行ってきたらしい。家族と。
額縁に入れて飾っておきたいくらいにいい家庭じゃない。
休日、家族で美術館なんて、行ったことない。
それで幸せじゃないなんて、嘘でしょ。
それだけ出来た家庭が虚構だったら、ショックだよ、子供は。
しかも、彼、春までは子供の受験のために、
朝5時頃から勉強を見てたらしい。
彼曰く”それくらいやらなきゃ”。
まずい。私。彼の子に完全に負けてる。彼にもね。
勉強します。今日から。毎日。
”近代美術、好きなんだよ”
…近代美術って、私、あんまり馴染みがない。音楽は好きだけど。
しかも、芸術=古典の偏屈な私には近代物って眼中にすらない。
彼が好きだって言ってるし、ちょっとだけ覗いてみるのもいいかな。
少なくとも、彼氏の好きな格闘技より敷居は低そう。
面白ければ、それはそれで世界が広がっていいし、
彼が見たものを見てみたい。
まったく好きなものが逆だから、それはそれでいいのかも。
”一緒に行けるといいんだけどね”
その言葉、思いも寄らなかったです。
”近々にそういう機会ってないなぁ”
…そういう機会があったら誘ってください。お願い。
何が面白いのか、説明して。
下心なくそう思う。そうでありたい。
1日、疲れてて動けなかった。
彼と一緒に帰ろうと思うと、帰社は10時になる。
毎日2時半とか3時半に寝て、翌朝8時半出社。
正直、あんまり楽じゃない。体は疲れてる。
彼だって似たようなもののはず。
彼のほうが、私より早く出社してる。
40過ぎてるのによくこんなの毎日続けられるね。
彼のほうは私と違って、朝来てから夜帰るまで
座席があったまるまで自分の席にいる時間なんてない。
いつも、私のこと気遣ってくれるのは、辛さを知っているから?
彼も帰りに”疲れてるよ”なんて言うけど、
そんなときも彼は明るい笑顔。
奥さんが仕事中に平気で電話かけてきたりするとこを見ると
家に帰っても、奥さんに弱音なんて吐かないんだろう。
仕事、下も上も無茶ばっかり言って大変なはずなのに。
どうやって、昇華してるんだろう。
いつも前向きだから、後ろが気にならないのかな。
彼が立ち止まる日が来たときのことが少し心配。
私は大丈夫。でも、あなたの体は、大丈夫なの?
土日くらい、仕事以外で彼が寛げる環境があるといいのに。
彼と一緒に帰ろうと思うと、帰社は10時になる。
毎日2時半とか3時半に寝て、翌朝8時半出社。
正直、あんまり楽じゃない。体は疲れてる。
彼だって似たようなもののはず。
彼のほうが、私より早く出社してる。
40過ぎてるのによくこんなの毎日続けられるね。
彼のほうは私と違って、朝来てから夜帰るまで
座席があったまるまで自分の席にいる時間なんてない。
いつも、私のこと気遣ってくれるのは、辛さを知っているから?
彼も帰りに”疲れてるよ”なんて言うけど、
そんなときも彼は明るい笑顔。
奥さんが仕事中に平気で電話かけてきたりするとこを見ると
家に帰っても、奥さんに弱音なんて吐かないんだろう。
仕事、下も上も無茶ばっかり言って大変なはずなのに。
どうやって、昇華してるんだろう。
いつも前向きだから、後ろが気にならないのかな。
彼が立ち止まる日が来たときのことが少し心配。
私は大丈夫。でも、あなたの体は、大丈夫なの?
土日くらい、仕事以外で彼が寛げる環境があるといいのに。
グランドピアノ可新築物件
2004年6月12日 恋愛”グランドピアノがおける新築賃貸物件を探しています”
さらに場所が彼の家の近くなら、最高。
一文目だけで、8割の不動産屋から連絡が途絶える。
さらにそれを除いても彼が住む街は
賃貸物件がほとんど出回らない住宅街。
出たとしても、普通に私の給料でそこに住むのは辛い。
彼の家から会社までの沿線はだいたい人気エリアだったり、
高級住宅街だったりして私の無茶な要求を通すためには
予算のケタが1つ多くないときっと無理だ。
…多くてもないかもしれないけど。
そもそも、グランドピアノなんて首都圏で言い出した時点で
選択肢なんてないに等しい。
住所なんて選べない。部屋の諸条件なんて出たもの勝負。
そんな私のところにかかってきた1本の電話。
”お問い合わせの物件、まだありますよ。グランドピアノもOKです”
ピアノが置けるだけじゃない。
それなりに広くて、手ごろな値段で、私には出来すぎたくらいの物件。
場所だって、会社から少し遠いけど、世間的にはそれなりにいい。
ただ…彼の家からは、会社を挟んでまったく逆の方向。
今だって、プライベートで会えるわけじゃない。
でも、今は家がそれでも近いから、会えないわけじゃない。
4月に彼としたキスは、家が同じ方向にあったからできたこと。
引っ越ししたら、彼と一緒に電車乗ることさえもなくなってしまう。
今私が住んでいる街には、彼も週末に来ることがあるらしいけど、
私が引っ越してしまえば、私の街に彼が来ることなんてきっとない。
電車だけでも彼の家から1時間はかかる。
彼も昔は奥さんとデートに来たっていってたけど、
私の引越し先は男ひとりではあまり用事のなさそうな街だ。
今のままでは、彼が家に来るなんてありえない。
でも、それでも彼が寄り道できるような場所が
見つかればいいと思ってた。
ピアノがなかったら、そういうとこに住みたいと思ってた。
今まで、彼に会えなくても、彼の家の近くに住んでると
彼の傍にいる気がしてたから。
休日、彼の家の近くの駅に遊びに行くと、
彼がいる情景が見えるような気がした。
私の街に来た時は、私が休日必ず行く家の近くのデパートに
彼もよくきてるって聞くと、そのデパートに行くのが楽しみだった。
来週、内見に行く予定。空いてて欲しい気持ちに混じって、
募集終わりましたって言われたい気持ちも少しある。
彼氏との同棲、結婚話は、もうすっかり流れた感じ。
彼氏も私が部屋を探してきたことについて、特に何も言わなかった。
下手に結婚とか同棲とか難しいことを考える面倒が
先延ばしされていい、なんて思ってるかもしれない。
1Kにふたりで住んだら、いくら広めとはいえ
ほんとに四六時中顔をつき合わせてることになってしまう。
グランドピアノを入れた上に
背の高い彼氏にあわせたキングサイズのベッドなんて入れたら
あっという間に生活空間もなくなるだろう。
多分、無理。
それに、彼氏には会社から遠くて
周囲の騒音に悩まされるマンションに住む義務なんてない。
このまま、彼が会社に近い都心側の場所を借りて、
別居婚になるのが理想的だけど、新婚でそれは…ありえないよね。
どうなるんだろう。心の準備ができてないです。
やっぱり、”なくなりました”のヒトコトが一番無難なのかな。
今日は、会社に行ったけど、この物件の話が入ってから
仕事に身が入らなくてすぐに帰ってきてしまった。
また、明日行こう。今日、彼に逢えたから。
一緒には帰れなかったけど、休日に彼にあえて嬉しかった。
前に見たときもそうだったけど、いつもよりラフな格好だった。
前もそうだったけど、休日と平日で格好違うんだ。彼。
今日は晴れてて、昼間に会社に向かう道は割と気持ちよかった。
帰り、彼と時間がずれちゃったけど、
それでも惨めにならないですむくらいのお天気だった。
晴れるといいな。
明日も彼がいてくれるといいな。
さらに場所が彼の家の近くなら、最高。
一文目だけで、8割の不動産屋から連絡が途絶える。
さらにそれを除いても彼が住む街は
賃貸物件がほとんど出回らない住宅街。
出たとしても、普通に私の給料でそこに住むのは辛い。
彼の家から会社までの沿線はだいたい人気エリアだったり、
高級住宅街だったりして私の無茶な要求を通すためには
予算のケタが1つ多くないときっと無理だ。
…多くてもないかもしれないけど。
そもそも、グランドピアノなんて首都圏で言い出した時点で
選択肢なんてないに等しい。
住所なんて選べない。部屋の諸条件なんて出たもの勝負。
そんな私のところにかかってきた1本の電話。
”お問い合わせの物件、まだありますよ。グランドピアノもOKです”
ピアノが置けるだけじゃない。
それなりに広くて、手ごろな値段で、私には出来すぎたくらいの物件。
場所だって、会社から少し遠いけど、世間的にはそれなりにいい。
ただ…彼の家からは、会社を挟んでまったく逆の方向。
今だって、プライベートで会えるわけじゃない。
でも、今は家がそれでも近いから、会えないわけじゃない。
4月に彼としたキスは、家が同じ方向にあったからできたこと。
引っ越ししたら、彼と一緒に電車乗ることさえもなくなってしまう。
今私が住んでいる街には、彼も週末に来ることがあるらしいけど、
私が引っ越してしまえば、私の街に彼が来ることなんてきっとない。
電車だけでも彼の家から1時間はかかる。
彼も昔は奥さんとデートに来たっていってたけど、
私の引越し先は男ひとりではあまり用事のなさそうな街だ。
今のままでは、彼が家に来るなんてありえない。
でも、それでも彼が寄り道できるような場所が
見つかればいいと思ってた。
ピアノがなかったら、そういうとこに住みたいと思ってた。
今まで、彼に会えなくても、彼の家の近くに住んでると
彼の傍にいる気がしてたから。
休日、彼の家の近くの駅に遊びに行くと、
彼がいる情景が見えるような気がした。
私の街に来た時は、私が休日必ず行く家の近くのデパートに
彼もよくきてるって聞くと、そのデパートに行くのが楽しみだった。
来週、内見に行く予定。空いてて欲しい気持ちに混じって、
募集終わりましたって言われたい気持ちも少しある。
彼氏との同棲、結婚話は、もうすっかり流れた感じ。
彼氏も私が部屋を探してきたことについて、特に何も言わなかった。
下手に結婚とか同棲とか難しいことを考える面倒が
先延ばしされていい、なんて思ってるかもしれない。
1Kにふたりで住んだら、いくら広めとはいえ
ほんとに四六時中顔をつき合わせてることになってしまう。
グランドピアノを入れた上に
背の高い彼氏にあわせたキングサイズのベッドなんて入れたら
あっという間に生活空間もなくなるだろう。
多分、無理。
それに、彼氏には会社から遠くて
周囲の騒音に悩まされるマンションに住む義務なんてない。
このまま、彼が会社に近い都心側の場所を借りて、
別居婚になるのが理想的だけど、新婚でそれは…ありえないよね。
どうなるんだろう。心の準備ができてないです。
やっぱり、”なくなりました”のヒトコトが一番無難なのかな。
今日は、会社に行ったけど、この物件の話が入ってから
仕事に身が入らなくてすぐに帰ってきてしまった。
また、明日行こう。今日、彼に逢えたから。
一緒には帰れなかったけど、休日に彼にあえて嬉しかった。
前に見たときもそうだったけど、いつもよりラフな格好だった。
前もそうだったけど、休日と平日で格好違うんだ。彼。
今日は晴れてて、昼間に会社に向かう道は割と気持ちよかった。
帰り、彼と時間がずれちゃったけど、
それでも惨めにならないですむくらいのお天気だった。
晴れるといいな。
明日も彼がいてくれるといいな。
今日は、彼とは全然話さなかった。
挨拶もしなかったし、朝早くにいなくなった彼とは目も合わなかった。
久しぶり。こんな日。昨日、何かあったのかな。
私がずっと彼のこと放ったままだっただから、
とうとう愛想尽かされちゃったかな。
仕事のほうも、来週、彼の審査を受ける案件がある。
今日は、ずっとそれをやってた。
3月に似たようなことがあったとき、
満足な評価をしてもらえなかったことが今頃心に引っかかってる。
今回こそ、彼に勝ちたい。
彼が冷めてしまったときに、できない奴だって思われたくないしね。
挨拶もしなかったし、朝早くにいなくなった彼とは目も合わなかった。
久しぶり。こんな日。昨日、何かあったのかな。
私がずっと彼のこと放ったままだっただから、
とうとう愛想尽かされちゃったかな。
仕事のほうも、来週、彼の審査を受ける案件がある。
今日は、ずっとそれをやってた。
3月に似たようなことがあったとき、
満足な評価をしてもらえなかったことが今頃心に引っかかってる。
今回こそ、彼に勝ちたい。
彼が冷めてしまったときに、できない奴だって思われたくないしね。
彼と一緒に会社を出た。
いつもどおり、彼は私が帰るのを待っててくれたみたいだった。
同じタイミングでいつも部屋を出るから、
少し不審かもしれない。最近の私たち。
前回、一緒に帰ってから、まだ2日。
まだ、彼が”これがなくなるまで試してみなよ”って言って
私にくれたカードも残ってるし、
今日も一緒に帰ることにした。
今日は途中で同じ課の人に会ったので
フツーに無難な話をしながら帰った。
私には残念だけど、彼にとっては良かったのかもね。
ふたりきりじゃ私、間を持たせられないし、
ふたりきりだとヘンな期待をしてしまう。
会ってしまったものは仕方がないし、
彼が望んだことならそれも良いんでしょう、きっと。
別に、私が傍にいなくても彼は彼だもん。
彼は、いろんな人に愛されてるし、大事にされてるし。
そのままでいてください。
むしろ、あなたがこっちを向いてることのほうが不自然。
いつか、あなたが自分の誤解に気がついて
去っていってしまうのが怖い。
傷つくのが怖いのかって彼が昔言った。
怖いに決まってるじゃない。失いたくないもん。
今日みたいな日は、さっさと諦めてここから逃げ出したくなる。
一緒にいるときも心の片隅に
これは彼の間違いなんじゃないかって思う自分がいる。
彼にとって、私は大勢の会社仲間の中のひとり。
彼を愛してる、必要としてるとってもたくさんの人の中のひとり。
彼が何かの勘違いで私のこと好きだ、なんて言ってるんだとしたら
それはそれで、多分いいんだ。
私が好きな彼がそれで楽しければ。
居所を求める彼が、そこで安らげるなら。
私は、その言葉以上のものを彼からは貰えない。
そのままで楽しそうにしてる彼を、
憂鬱とか嫉妬とか感じてる私の世界には連れてこられない。
幸せでいて欲しいもの。
今日も奥さんから、電話がかかってきた。
彼、最近帰るのが毎日遅い。10時までいるの、疲れるって言ってるし。
ねぇ、もしかしてあなたは
ほんとはもっと早く帰れるんじゃないの?
私とこんなふうになる前には、
もっと早く帰れた日もあったんじゃないの?
だから、奥さんが遅いあなたの帰りを心配して
時間には電話してくるんじゃないの?
それが、愛情なのか執着なのかは知らないけれど。
今日は、多分3回くらい家から電話かかってきてた。
終業時間中に私用電話っぽい話を手短に切り上げようとする彼を見て、
彼の奥さんは主婦なんだなぁ、と思った。
外から見ると、いい奥さんだよね。
朝は起こしてくれて、毎日お弁当作ってくれて
夜は遅くまで彼の帰りを待っててさ。
嫉妬なんてしたくないと思いながらも、心が少し痛む。
彼が、奥さんのことを心から愛してるって言ってくれればいいんだ。
愛してて、彼女と一緒にいると幸せだって言ってくれれば
私だってあなたに手を出そうなんて考えない。
会社の人と違って、そういう奥さんには勝ちようがない。
でも、残念ながら、あなたの口から出てくる奥さんはそうじゃない。
だから、その隙間に、入りたいと願ってしまう。
その隙間を、埋める何かがあればと思ってしまう。
来週からは、いつもどおりの通勤経路で帰ろう。
どうせ、7月には彼と一緒の通勤経路を
選んでしまうだろうけど。
彼が去っていくとしても傍に寄ってみるべきか、
誤解されたまま好きでいられるのが良いか。
傍に寄らなければ寄らないで、寄り添わない私に
彼が愛想をつかすことだってあり得る。
どっちもどっち。よくわからない。
いつもどおり、彼は私が帰るのを待っててくれたみたいだった。
同じタイミングでいつも部屋を出るから、
少し不審かもしれない。最近の私たち。
前回、一緒に帰ってから、まだ2日。
まだ、彼が”これがなくなるまで試してみなよ”って言って
私にくれたカードも残ってるし、
今日も一緒に帰ることにした。
今日は途中で同じ課の人に会ったので
フツーに無難な話をしながら帰った。
私には残念だけど、彼にとっては良かったのかもね。
ふたりきりじゃ私、間を持たせられないし、
ふたりきりだとヘンな期待をしてしまう。
会ってしまったものは仕方がないし、
彼が望んだことならそれも良いんでしょう、きっと。
別に、私が傍にいなくても彼は彼だもん。
彼は、いろんな人に愛されてるし、大事にされてるし。
そのままでいてください。
むしろ、あなたがこっちを向いてることのほうが不自然。
いつか、あなたが自分の誤解に気がついて
去っていってしまうのが怖い。
傷つくのが怖いのかって彼が昔言った。
怖いに決まってるじゃない。失いたくないもん。
今日みたいな日は、さっさと諦めてここから逃げ出したくなる。
一緒にいるときも心の片隅に
これは彼の間違いなんじゃないかって思う自分がいる。
彼にとって、私は大勢の会社仲間の中のひとり。
彼を愛してる、必要としてるとってもたくさんの人の中のひとり。
彼が何かの勘違いで私のこと好きだ、なんて言ってるんだとしたら
それはそれで、多分いいんだ。
私が好きな彼がそれで楽しければ。
居所を求める彼が、そこで安らげるなら。
私は、その言葉以上のものを彼からは貰えない。
そのままで楽しそうにしてる彼を、
憂鬱とか嫉妬とか感じてる私の世界には連れてこられない。
幸せでいて欲しいもの。
今日も奥さんから、電話がかかってきた。
彼、最近帰るのが毎日遅い。10時までいるの、疲れるって言ってるし。
ねぇ、もしかしてあなたは
ほんとはもっと早く帰れるんじゃないの?
私とこんなふうになる前には、
もっと早く帰れた日もあったんじゃないの?
だから、奥さんが遅いあなたの帰りを心配して
時間には電話してくるんじゃないの?
それが、愛情なのか執着なのかは知らないけれど。
今日は、多分3回くらい家から電話かかってきてた。
終業時間中に私用電話っぽい話を手短に切り上げようとする彼を見て、
彼の奥さんは主婦なんだなぁ、と思った。
外から見ると、いい奥さんだよね。
朝は起こしてくれて、毎日お弁当作ってくれて
夜は遅くまで彼の帰りを待っててさ。
嫉妬なんてしたくないと思いながらも、心が少し痛む。
彼が、奥さんのことを心から愛してるって言ってくれればいいんだ。
愛してて、彼女と一緒にいると幸せだって言ってくれれば
私だってあなたに手を出そうなんて考えない。
会社の人と違って、そういう奥さんには勝ちようがない。
でも、残念ながら、あなたの口から出てくる奥さんはそうじゃない。
だから、その隙間に、入りたいと願ってしまう。
その隙間を、埋める何かがあればと思ってしまう。
来週からは、いつもどおりの通勤経路で帰ろう。
どうせ、7月には彼と一緒の通勤経路を
選んでしまうだろうけど。
彼が去っていくとしても傍に寄ってみるべきか、
誤解されたまま好きでいられるのが良いか。
傍に寄らなければ寄らないで、寄り添わない私に
彼が愛想をつかすことだってあり得る。
どっちもどっち。よくわからない。
彼氏と表参道の某ジャズクラブに行ってきた。
今まで、彼氏とクラブはおろか、
音楽を聞きに行ったことってなかった。
ちょうど先週、彼が移転前のその店に行ったことが
あるって話をしてた。違う女の人と、だけど。
表参道。それなりの入場料。いやがうえにも高まる期待
…と言いたいとこなんだけど、
お店に入ったときに、違和感があった。
居心地のよくない満員状態。
ご機嫌だった彼氏が今日はごはん代を出してくれた。
せっかくおごってくれた彼氏には悪いんだけど
彼氏がせっかく負担してくれても(ほとんどいつもなんだけど)、
心から”嬉しかった”って思えなかった。
今日だって、夕御飯代いつもの夕食に比べると
いい値段だったと思うんだけど、
奢ってもらって嬉しかったってよりは、
自分が出さなくて済んだから良かったって気持ちの方が大きい。
同じ金額負担してもらうんだったら、
心から美味しかったって思う料理とか、
本当に欲しいって思ってた物を買うときとか、
自分じゃ気がつかなかったような何かを教えてくれるとか、
そうしてもらうほうが、ずっと喜べるし
彼氏にしても投資効率がいいと思う。
良かったって思った時のことって、きっと心に残る。
昨日、彼がくれた電車のカード、
金額的には彼氏の今日の負担額より少ないんだけど
私は今日1日ずっと嬉しかった。
首から下げるIDカードの入れ物に、今日1日
彼から貰ったカードをずっと挟んでたくらい。
迷ってる私をタイミングよく引き寄せてくれた
彼の気持ちが嬉しかった。
タイミングよくそういうことしてもらうと、
心も添えてもらったように感じるから。
演奏は、特に最初の方はあまり良いと感じられなかった。
呼吸がないというか、平板さを感じた。
会場が冷めてたから、演奏者ものれないんだろうな。
ステージに上がる側だったらきっと楽しくない。
彼氏も、後で聞いたら満足だったって言ってたけど、
手を叩くでもリズムを取るでもなく
ただ座って見てるだけだったから、
楽しんでるのか楽しんでないのかよくわからなかった。
結論を言うと、いまいちだった。
お客さんがのらなさすぎで、楽しめない。
多分、もう同じ所には行かない。
帰り道、知り合いに声をかけなかった事を話したら、
”そんなの、どっちでもいいよ”なんて言われちゃったし。
そういう冷たい言い方、やめようよ。
私だって愛想のいい方じゃないけど、
口に出してそんなこと言われると哀しくなる。
心の中でまでそんなふうに思ってるのか、
軽く口に出しただけなのか分からないけど、
彼氏の心の状態まで分からない私には冷たく響く。
彼氏も大事だけど、これからずっと一緒にいる人だったら
周りの人とも上手くやっていってほしい。
あのふたりはよくわかんないからほっとこう、
なんて周りに思われたら、あなたも損じゃない。
後から後から、言いたいことが出てくる。解決が追いつかない。
彼氏の欠点は、私にもある欠点。
見たくなくて、目をそらしそうになるのを堪える。
私も、気をつけないと。
今まで、彼氏とクラブはおろか、
音楽を聞きに行ったことってなかった。
ちょうど先週、彼が移転前のその店に行ったことが
あるって話をしてた。違う女の人と、だけど。
表参道。それなりの入場料。いやがうえにも高まる期待
…と言いたいとこなんだけど、
お店に入ったときに、違和感があった。
居心地のよくない満員状態。
ご機嫌だった彼氏が今日はごはん代を出してくれた。
せっかくおごってくれた彼氏には悪いんだけど
彼氏がせっかく負担してくれても(ほとんどいつもなんだけど)、
心から”嬉しかった”って思えなかった。
今日だって、夕御飯代いつもの夕食に比べると
いい値段だったと思うんだけど、
奢ってもらって嬉しかったってよりは、
自分が出さなくて済んだから良かったって気持ちの方が大きい。
同じ金額負担してもらうんだったら、
心から美味しかったって思う料理とか、
本当に欲しいって思ってた物を買うときとか、
自分じゃ気がつかなかったような何かを教えてくれるとか、
そうしてもらうほうが、ずっと喜べるし
彼氏にしても投資効率がいいと思う。
良かったって思った時のことって、きっと心に残る。
昨日、彼がくれた電車のカード、
金額的には彼氏の今日の負担額より少ないんだけど
私は今日1日ずっと嬉しかった。
首から下げるIDカードの入れ物に、今日1日
彼から貰ったカードをずっと挟んでたくらい。
迷ってる私をタイミングよく引き寄せてくれた
彼の気持ちが嬉しかった。
タイミングよくそういうことしてもらうと、
心も添えてもらったように感じるから。
演奏は、特に最初の方はあまり良いと感じられなかった。
呼吸がないというか、平板さを感じた。
会場が冷めてたから、演奏者ものれないんだろうな。
ステージに上がる側だったらきっと楽しくない。
彼氏も、後で聞いたら満足だったって言ってたけど、
手を叩くでもリズムを取るでもなく
ただ座って見てるだけだったから、
楽しんでるのか楽しんでないのかよくわからなかった。
結論を言うと、いまいちだった。
お客さんがのらなさすぎで、楽しめない。
多分、もう同じ所には行かない。
帰り道、知り合いに声をかけなかった事を話したら、
”そんなの、どっちでもいいよ”なんて言われちゃったし。
そういう冷たい言い方、やめようよ。
私だって愛想のいい方じゃないけど、
口に出してそんなこと言われると哀しくなる。
心の中でまでそんなふうに思ってるのか、
軽く口に出しただけなのか分からないけど、
彼氏の心の状態まで分からない私には冷たく響く。
彼氏も大事だけど、これからずっと一緒にいる人だったら
周りの人とも上手くやっていってほしい。
あのふたりはよくわかんないからほっとこう、
なんて周りに思われたら、あなたも損じゃない。
後から後から、言いたいことが出てくる。解決が追いつかない。
彼氏の欠点は、私にもある欠点。
見たくなくて、目をそらしそうになるのを堪える。
私も、気をつけないと。
”試しにこっちから帰ってみる?”
今日は、彼に電車のカードを貰った。
昨日一緒に帰れなかったし、明日は彼は外出。
今日は、タイミングを見て彼と一緒に部屋を出た。
下に降りるときに、昨日一緒のプロジェクトで働いてる人が
私の通勤経路は通うのが辛いって
ボロクソに言ったっていう話をしたら
彼がそう言ってくれた。
昨日、定期が切れたら、しばらく
彼と同じ通勤経路を試してみようかなって思ってた。
そしたら、彼と一緒に帰れる日があるかなとも。
でも、それが今日になるとは思わなかった。
しかも、彼が誘ってくれるなんて思ってなかったし。
電車は、いつも私が乗る電車の混雑が嘘みたいに空いてた。
ただ、彼と一緒だと彼の知り合いにたくさん声をかけられる。
私といたら、まずいんじゃないだろうか。
緊張してうまく話せないんだけど、すぐそばに彼がいる。
駅で待ってるときも、電車の中でも。
さすがに、彼の知り合いがいるところでは
そんなに近づかなかったけど
少し混んでた電車の中では、目が合ったら
そのまま吸い寄せられそうなくらいな距離に
彼の顔があった。
話が途切れて、彼と目が合う。
いつもなら目をそらすけど、負けじと見つめ返す。
ふたりとも、何も言わない。
ほんの数秒が、何分にも思える。
ふつう、至近距離で見つめ合ったまま
黙ってたりしないよね。
なんか、期待しちゃうじゃない。
きっと、周りの目がそうはさせてくれないし
彼も私もそうなったら困るはずなんだけど
…この距離にいつもいられたらいいのに。
”見られて困ることは、今はない”
彼が帰りに言った。
1回だしね。やましいことも、まだ、してない。
”新歓、来れる?”
”うん”
”前回行ったのいつだっけ?”
…GW前だよ。
”そっか、もうずいぶん経つんだね”
そう。あなたの唇を貰ってから、もうずいぶんと経った。
あなたが拒むから我慢してるけど、私は飢えてる。
そろそろ次のキスをくれませんか。
今日は、彼に電車のカードを貰った。
昨日一緒に帰れなかったし、明日は彼は外出。
今日は、タイミングを見て彼と一緒に部屋を出た。
下に降りるときに、昨日一緒のプロジェクトで働いてる人が
私の通勤経路は通うのが辛いって
ボロクソに言ったっていう話をしたら
彼がそう言ってくれた。
昨日、定期が切れたら、しばらく
彼と同じ通勤経路を試してみようかなって思ってた。
そしたら、彼と一緒に帰れる日があるかなとも。
でも、それが今日になるとは思わなかった。
しかも、彼が誘ってくれるなんて思ってなかったし。
電車は、いつも私が乗る電車の混雑が嘘みたいに空いてた。
ただ、彼と一緒だと彼の知り合いにたくさん声をかけられる。
私といたら、まずいんじゃないだろうか。
緊張してうまく話せないんだけど、すぐそばに彼がいる。
駅で待ってるときも、電車の中でも。
さすがに、彼の知り合いがいるところでは
そんなに近づかなかったけど
少し混んでた電車の中では、目が合ったら
そのまま吸い寄せられそうなくらいな距離に
彼の顔があった。
話が途切れて、彼と目が合う。
いつもなら目をそらすけど、負けじと見つめ返す。
ふたりとも、何も言わない。
ほんの数秒が、何分にも思える。
ふつう、至近距離で見つめ合ったまま
黙ってたりしないよね。
なんか、期待しちゃうじゃない。
きっと、周りの目がそうはさせてくれないし
彼も私もそうなったら困るはずなんだけど
…この距離にいつもいられたらいいのに。
”見られて困ることは、今はない”
彼が帰りに言った。
1回だしね。やましいことも、まだ、してない。
”新歓、来れる?”
”うん”
”前回行ったのいつだっけ?”
…GW前だよ。
”そっか、もうずいぶん経つんだね”
そう。あなたの唇を貰ってから、もうずいぶんと経った。
あなたが拒むから我慢してるけど、私は飢えてる。
そろそろ次のキスをくれませんか。
今日は、同じ仕事してる人が課内で
業務発表をしたんだけど、結構ボロボロだった。
私にも質問を振られたんだけど、私もとっさのことで答えられず。
ダメだ。
彼、呆れたかな…仕事、頑張らないとな。
帰り。いつもより少し早く、彼に奥さんから電話がかかってきた。
時計を見て、”もう少し”って言う彼。
あと、10分で退出時間だよ?
ヒトゴトながら、もういいんじゃないの、帰っても。
帰らないと、私のこと待っててくれてるのかな、とか
期待しちゃうよ。私。
好きだもん。一緒にいたいもん。
”帰ろう”って声をかけた彼に頷いて
外に出ようとしたら、彼に誰かが声をかけた。
待ってるのもヘンだから、お手洗いで外に出て手を洗ってきた。
手を洗って外に出たら、男性用のお手洗いにも電気がついてた。
外に彼はいない。
エレベーターホールにもいない。
ちょうど、私がエレベーターホールについたとき
下におりるエレベーターのドアが閉まったとこだった。
彼、気づかないで行っちゃったのかな…
すぐに降りたら、会えるかなと思って急いで下に降りた。
彼はいない。
小走りで外に出たけど、やっぱりいない。
置いて来ちゃったのかな…
彼と一緒に門まで出るほんの5分くらいが楽しみで
毎日14時間も働いてるのにさ。
外に出ても諦めきれないで、
門を出た後、柵越しに会社の中を眺めながら歩いてたら
ちょうど真横くらいに見覚えのあるカバンを持って、
見慣れた歩き方をする影があった。
目が悪いから、顔までは見えない。
でも、通り過ぎた影は横を過ぎても、こっちを向いてた。
思わず、手を振る。見えてないかもしれないけど、笑顔で。
彼も、半身をこっちにむけてこっちに手を振ってくれた。
表情までは見えないけど、
笑顔で彼がバイバイって言ったような気がした。
…また、明日ね。
木陰があるのにこっち向いてたってことは、
探しててくれたんだろうか。
私も、彼を探してた。
気づかれなくてもいいから、彼の姿を見たかった。
彼を素直に待っていられない自分が、自分で恨めしい。
私は、彼から必死に逃げてる。
逃げたくないのに、近寄らないようにしてる。
彼が”応えられない”って言ったから。
近寄ったら最後、止められなくなりそうだから。
キスしたら止まらない、なんてあなたは言ったけど、
私だって、あなたに好きだって言われたら止まれない。
キスはできなくても、好きだって言うのは簡単。
一緒にいることで、毎日待っててくれることで、
機会があれば誘ってくれることで、
嬉しいよ、なんて囁く事で、
あなたは私の心を捕えてる。
私は、あなたに触れる機会すら与えられてないのに。
嬉しいから、やめてなんて言えない。
でも、彼がやめなければ私が出来もしない自制を考えなきゃならない。
イーブンじゃない。好きになればなるほど、
そんな気持ちを知られるのが怖くて近寄れない。
来週あたり、お酒飲んだら彼に愚痴吐いちゃいそう。
業務発表をしたんだけど、結構ボロボロだった。
私にも質問を振られたんだけど、私もとっさのことで答えられず。
ダメだ。
彼、呆れたかな…仕事、頑張らないとな。
帰り。いつもより少し早く、彼に奥さんから電話がかかってきた。
時計を見て、”もう少し”って言う彼。
あと、10分で退出時間だよ?
ヒトゴトながら、もういいんじゃないの、帰っても。
帰らないと、私のこと待っててくれてるのかな、とか
期待しちゃうよ。私。
好きだもん。一緒にいたいもん。
”帰ろう”って声をかけた彼に頷いて
外に出ようとしたら、彼に誰かが声をかけた。
待ってるのもヘンだから、お手洗いで外に出て手を洗ってきた。
手を洗って外に出たら、男性用のお手洗いにも電気がついてた。
外に彼はいない。
エレベーターホールにもいない。
ちょうど、私がエレベーターホールについたとき
下におりるエレベーターのドアが閉まったとこだった。
彼、気づかないで行っちゃったのかな…
すぐに降りたら、会えるかなと思って急いで下に降りた。
彼はいない。
小走りで外に出たけど、やっぱりいない。
置いて来ちゃったのかな…
彼と一緒に門まで出るほんの5分くらいが楽しみで
毎日14時間も働いてるのにさ。
外に出ても諦めきれないで、
門を出た後、柵越しに会社の中を眺めながら歩いてたら
ちょうど真横くらいに見覚えのあるカバンを持って、
見慣れた歩き方をする影があった。
目が悪いから、顔までは見えない。
でも、通り過ぎた影は横を過ぎても、こっちを向いてた。
思わず、手を振る。見えてないかもしれないけど、笑顔で。
彼も、半身をこっちにむけてこっちに手を振ってくれた。
表情までは見えないけど、
笑顔で彼がバイバイって言ったような気がした。
…また、明日ね。
木陰があるのにこっち向いてたってことは、
探しててくれたんだろうか。
私も、彼を探してた。
気づかれなくてもいいから、彼の姿を見たかった。
彼を素直に待っていられない自分が、自分で恨めしい。
私は、彼から必死に逃げてる。
逃げたくないのに、近寄らないようにしてる。
彼が”応えられない”って言ったから。
近寄ったら最後、止められなくなりそうだから。
キスしたら止まらない、なんてあなたは言ったけど、
私だって、あなたに好きだって言われたら止まれない。
キスはできなくても、好きだって言うのは簡単。
一緒にいることで、毎日待っててくれることで、
機会があれば誘ってくれることで、
嬉しいよ、なんて囁く事で、
あなたは私の心を捕えてる。
私は、あなたに触れる機会すら与えられてないのに。
嬉しいから、やめてなんて言えない。
でも、彼がやめなければ私が出来もしない自制を考えなきゃならない。
イーブンじゃない。好きになればなるほど、
そんな気持ちを知られるのが怖くて近寄れない。
来週あたり、お酒飲んだら彼に愚痴吐いちゃいそう。
古典的に占いの本を立ち読みした。
占い、信じるわけじゃないけど、見るのは好き。
将来より、現状を言い当ててくれてるかどうかを見てる。
彼が2週間くらい前にアスキーの占いが当たってたよなんて
話をちらっとしたから
ちょっとそんなのも手伝ってるのかも。
コンタクトの調子が悪いって言ってたときの話。
そのとき”二兎を追うものは一兎も得ず”って
同じ占いに書いてあったよ、なんて言われたから
ちょっと不安になったのを覚えてる。
占いが当たるのが不安なんじゃなくて、
占いを読んだ人間がどう動くかのほうが怖い。
誕生日と、相性の占いだった。
占いの本によると私と彼は、友達づきあいに向いてて結婚には不向き、
私と彼氏は、結婚に向いていて、恋愛には向いてないそうな。
割と当たってそう。
友達は、永続する関係で、恋愛なんかの要素も含むってあった。
結婚は、同じ価値観を持っているかどうか。
確かに、彼と結婚するのは彼がフリーだったとしてもきっと難しい。
彼のライフスタイルと私のそれは違いすぎる。
どちらかというと、彼氏の方が近そう。
翻って彼氏との関係は今もそうであるように
色気を感じる関係ではありえない。
恋愛にしても、彼と恋人同士になるにはややムリを感じる。
そう考えると、友達くらいがベストなのかも。
それでももっと彼の気持ちが欲しいと思う私がいるから
この日記が続いてしまうわけだけど…
逆に友達同士だったら、一緒に映画とかコンサートとか旅行とか
行ってもいいじゃない?ダメかなぁ?
彼と私は、精神的な話でつながる関係だと書いてあった。
ふたりとも落ち込むと救いようのない関係だとも。
彼の話は精神論が多い。
煙たがる同期もいるけど、私は彼のそういうとこ、嫌いじゃない。
私も相手が自分のことを話し出すまで黙ってるけど、
割と考えこんじゃうほうだから。
私は、力押しで物事を進めて、リスクがあっても誰の言うことも
聞かない性格だそうだ。
そう。リスクがあっても止められない。
常識的になれって、友達にも親にも、占いにまで忠告されるけど
ここで不倫はイケマセンなんて言って彼氏の元には戻れない。
あと、当たってるなと思ったのは、意図に拘るってくだり。
何かあったときに結果はともかく理由に納得できないと
気持ちがおさまらない。
きっと、このあたりが彼の精神論と合うんだろうと思う。
彼氏の方は、夢見がちで現実離れした性格なんだそうな。
ほんとそのまま…
彼氏が見てる世界は、私から見ると非現実的で
幼稚にすら見えることがある。
占いでは、そういうところを否定するのは
よくないって書いてあったけど、
極端にリスクを嫌うあの世界から、彼氏の何か常人にないものを
現実世界にもたらしてくれるとは思えないってのが正直な気持ち。
まぁ、彼氏の世界を潰してしまったら彼氏も潰れてしまうから
否定しちゃいけないってのは確かにそうなんだろうけどね。
占い、信じるわけじゃないけど、見るのは好き。
将来より、現状を言い当ててくれてるかどうかを見てる。
彼が2週間くらい前にアスキーの占いが当たってたよなんて
話をちらっとしたから
ちょっとそんなのも手伝ってるのかも。
コンタクトの調子が悪いって言ってたときの話。
そのとき”二兎を追うものは一兎も得ず”って
同じ占いに書いてあったよ、なんて言われたから
ちょっと不安になったのを覚えてる。
占いが当たるのが不安なんじゃなくて、
占いを読んだ人間がどう動くかのほうが怖い。
誕生日と、相性の占いだった。
占いの本によると私と彼は、友達づきあいに向いてて結婚には不向き、
私と彼氏は、結婚に向いていて、恋愛には向いてないそうな。
割と当たってそう。
友達は、永続する関係で、恋愛なんかの要素も含むってあった。
結婚は、同じ価値観を持っているかどうか。
確かに、彼と結婚するのは彼がフリーだったとしてもきっと難しい。
彼のライフスタイルと私のそれは違いすぎる。
どちらかというと、彼氏の方が近そう。
翻って彼氏との関係は今もそうであるように
色気を感じる関係ではありえない。
恋愛にしても、彼と恋人同士になるにはややムリを感じる。
そう考えると、友達くらいがベストなのかも。
それでももっと彼の気持ちが欲しいと思う私がいるから
この日記が続いてしまうわけだけど…
逆に友達同士だったら、一緒に映画とかコンサートとか旅行とか
行ってもいいじゃない?ダメかなぁ?
彼と私は、精神的な話でつながる関係だと書いてあった。
ふたりとも落ち込むと救いようのない関係だとも。
彼の話は精神論が多い。
煙たがる同期もいるけど、私は彼のそういうとこ、嫌いじゃない。
私も相手が自分のことを話し出すまで黙ってるけど、
割と考えこんじゃうほうだから。
私は、力押しで物事を進めて、リスクがあっても誰の言うことも
聞かない性格だそうだ。
そう。リスクがあっても止められない。
常識的になれって、友達にも親にも、占いにまで忠告されるけど
ここで不倫はイケマセンなんて言って彼氏の元には戻れない。
あと、当たってるなと思ったのは、意図に拘るってくだり。
何かあったときに結果はともかく理由に納得できないと
気持ちがおさまらない。
きっと、このあたりが彼の精神論と合うんだろうと思う。
彼氏の方は、夢見がちで現実離れした性格なんだそうな。
ほんとそのまま…
彼氏が見てる世界は、私から見ると非現実的で
幼稚にすら見えることがある。
占いでは、そういうところを否定するのは
よくないって書いてあったけど、
極端にリスクを嫌うあの世界から、彼氏の何か常人にないものを
現実世界にもたらしてくれるとは思えないってのが正直な気持ち。
まぁ、彼氏の世界を潰してしまったら彼氏も潰れてしまうから
否定しちゃいけないってのは確かにそうなんだろうけどね。
会社に彼に会いに行くつもりだったのに、起きたら昼だった。
彼氏と買い物にいった。
ピアッサーを見てたら、”ピアスはやめときなよ”って言われた。
痛そうだから、ってのがその理由。
彼氏は心配してくれてるんだろうけど、
リスクから逃げるばかりじゃ、何も出来ない。
ノーリスク、ノーリターン。
素直に喜べなかった。
私、ひねくれてるのかな。
彼氏と買い物にいった。
ピアッサーを見てたら、”ピアスはやめときなよ”って言われた。
痛そうだから、ってのがその理由。
彼氏は心配してくれてるんだろうけど、
リスクから逃げるばかりじゃ、何も出来ない。
ノーリスク、ノーリターン。
素直に喜べなかった。
私、ひねくれてるのかな。
今日は、彼は朝から外出だった。
朝イチはいつもどおり挨拶するタイミングを逃した。
お茶を汲みにいって、席に戻ってきたときに目が合ったので
今日は笑いかけてみたら、笑みが返ってきた。
今日はひとりでバイオリンのコンサートに行ってきた。
柔らかく息を潜めて歌うようなモーツァルト、
伸びやかで、時に力強いベートーベン、
繊細で、上品なバッハ、
勢いがあって、技巧的なプロコフィエフ。
全曲が終わった後、
お客さんも、拍手に応える演奏者も明るい顔をしてた。
こんな時間を分かち合えたらって思ったんだけど、
そういう時に限って私ってひとり。
寂しいというより、もったいない気がする。
彼とプライベートをシェアするわけにはいかないし、
彼氏は本音が分からないから誘うのが躊躇われる。
以前にバレエのコンサートに誘ったときは
ずっと後になって”あの時付き合ったから…”って言われた。
付き合ったって言うくらい楽しくないなら、
無理して一緒にきて欲しいなんて思わない。
チケット代高いから行きたくない、なんて思われてたら、
相手がどう思うか気になって私も安心して楽しめないし。
彼は責任を感じすぎだし、彼氏は見栄を張らなすぎ。
朝イチはいつもどおり挨拶するタイミングを逃した。
お茶を汲みにいって、席に戻ってきたときに目が合ったので
今日は笑いかけてみたら、笑みが返ってきた。
今日はひとりでバイオリンのコンサートに行ってきた。
柔らかく息を潜めて歌うようなモーツァルト、
伸びやかで、時に力強いベートーベン、
繊細で、上品なバッハ、
勢いがあって、技巧的なプロコフィエフ。
全曲が終わった後、
お客さんも、拍手に応える演奏者も明るい顔をしてた。
こんな時間を分かち合えたらって思ったんだけど、
そういう時に限って私ってひとり。
寂しいというより、もったいない気がする。
彼とプライベートをシェアするわけにはいかないし、
彼氏は本音が分からないから誘うのが躊躇われる。
以前にバレエのコンサートに誘ったときは
ずっと後になって”あの時付き合ったから…”って言われた。
付き合ったって言うくらい楽しくないなら、
無理して一緒にきて欲しいなんて思わない。
チケット代高いから行きたくない、なんて思われてたら、
相手がどう思うか気になって私も安心して楽しめないし。
彼は責任を感じすぎだし、彼氏は見栄を張らなすぎ。
彼氏と来週の水曜に某ジャズクラブでデートすることになった。
先週、応募してた招待券が当選したとのこと。
週末に、それに行くか行かないかでケンカしたばかり。
結局行くことになったから
来週の水曜日は、彼と一緒に帰れない。
頑張って4日しか一緒に帰れないのに。
明日も、金曜日。彼はきっと、午後は外出。
今日は、私が隣の部屋で作業してる間に彼は帰っちゃってた。
私は知らなかったけど、
わざわざみんなに”早く帰ります”ってメールしてたから、
用事があったんだろう。
何なんだろ。来客かな。子供関係かな。お出かけかな…
”家庭は好きじゃない”
昨日の彼の言葉がふと頭の片隅をよぎる。
外から見たら、出来すぎなくらいの家庭じゃない。
片親が早く死んで、家族はみんな、
やることなすこと合うことのなかった私の家とはえらい違い。
毎年、みんなで海外旅行してるし、クリスマスには
広い庭に豪華な電飾をつけてるって人づてに聞いた。
いろんな人が彼の家に呼ばれたことがあるって言ってるくらいだから
ホームパーティーもよくやるみたいだし、
彼の親御さんや俳優の義弟さんとも仲良いみたい。
彼もいないし、疲れてたからすぐに帰っちゃいたかったけど、
そのあとの会議がはいってたので結局いつもどおりの時間になった。
帰宅時間、記録されてるからそれはそれでいいんだけどね。
彼がいない日は明らかに帰るのが早いなんて、
待ち構えてるみたいじゃない。
私ばかり好きになったら、あなたは逃げるでしょう?
逃げられるのが怖いからかな、大好きだけど、
彼がいいって言ってくれるまで冷めた所しか見せられない。
拒絶する理由のないことまでも。
私が体を欲しがるのは、好きでいていいよっていう
意思表示がそれだと思ってるからなのかも。
先週、応募してた招待券が当選したとのこと。
週末に、それに行くか行かないかでケンカしたばかり。
結局行くことになったから
来週の水曜日は、彼と一緒に帰れない。
頑張って4日しか一緒に帰れないのに。
明日も、金曜日。彼はきっと、午後は外出。
今日は、私が隣の部屋で作業してる間に彼は帰っちゃってた。
私は知らなかったけど、
わざわざみんなに”早く帰ります”ってメールしてたから、
用事があったんだろう。
何なんだろ。来客かな。子供関係かな。お出かけかな…
”家庭は好きじゃない”
昨日の彼の言葉がふと頭の片隅をよぎる。
外から見たら、出来すぎなくらいの家庭じゃない。
片親が早く死んで、家族はみんな、
やることなすこと合うことのなかった私の家とはえらい違い。
毎年、みんなで海外旅行してるし、クリスマスには
広い庭に豪華な電飾をつけてるって人づてに聞いた。
いろんな人が彼の家に呼ばれたことがあるって言ってるくらいだから
ホームパーティーもよくやるみたいだし、
彼の親御さんや俳優の義弟さんとも仲良いみたい。
彼もいないし、疲れてたからすぐに帰っちゃいたかったけど、
そのあとの会議がはいってたので結局いつもどおりの時間になった。
帰宅時間、記録されてるからそれはそれでいいんだけどね。
彼がいない日は明らかに帰るのが早いなんて、
待ち構えてるみたいじゃない。
私ばかり好きになったら、あなたは逃げるでしょう?
逃げられるのが怖いからかな、大好きだけど、
彼がいいって言ってくれるまで冷めた所しか見せられない。
拒絶する理由のないことまでも。
私が体を欲しがるのは、好きでいていいよっていう
意思表示がそれだと思ってるからなのかも。
今日は、5時で仕事終了。
月曜にあんなこといってた彼が、案の定、彼が声をかけてくれた。
”途中まで、一緒に帰る?”
門は、開いてる。彼が言ってるのは、いつもの門までのことじゃない。
答えはもちろんイエス、なんだけど。
日が燦々と照る外で、あなたと話すのは私には少し辛い。
顔の広い彼が、社内で知り合いに会わないか、とっても心配だった。
彼が現れたとき、一緒にいた同じ課のヒトとか
気づいてるんじゃなかろうか。私の存在に。
一緒に歩くけど、気恥ずかしくて話も出来なかった。
座って話したけど、聞きたいこともほとんど聞けず。
いいたいことの半分もいえなかった。
結婚するかどうか、悩んでるんだよって話をした。
彼氏といても、話があわないから。
”やろうと思えば、やっていくことはできるよ”
うちもそうだから、と彼が言う。
寂しくないの?それで。私は耐えられない。
”恋人って、自分のカッコ悪いところ見せたくないって思うじゃない。
パートナーは違う。すべてさらけ出せる人。
前に、親子のような関係って言ったけど、
娘にしては君は歳が近すぎる。どっちかといえばパートナーかな…”
そう?わたしにとって、恋人はすべてを知る人。
だから、あなたが望むパートナーのポジションは、
私の言葉でいえは恋人。
ただ、幸か不幸か、彼の定義ではそこに体は含まれないらしい。
彼を抱けない今でも、十分私は幸せ。
抱きたいと思う気持ちは彼を好きな気持ちとは
別なところから来てる。
そういう意味では、彼の言葉は半分は正しい。
私は、彼の素直な人格を愛してるんだから。
あれから1ヶ月、彼は気持ちは変わらないって言った。
私は…変らなくない。むしろ、大きくなってるくらい。
”嬉しいけど、応えてあげられないよ”
変わらぬその答えはあまり、嬉しくないけれど
こうしてここにいることも、答えだと思う。
日の暮れる頃、奥さんから執拗に電話がかかってきた。
何度も何度も。切れることなく、携帯が鳴りっぱなしになる。
普通、20秒もすれば切れるだろう電話。
ふたつ持ってる彼の携帯の両方が何度も何度も鳴った。
彼は、出なかった。
奥さんは、今日彼が早く帰る日だってことを知っていたらしい。
そんなこと、知らなくていいわ。
愛していないって言う割に、彼のこと束縛する奥さん。
それは、経済的なもの?世間体?家族のため?
家庭に帰りたくないって言う彼の言葉が少し気になった。
彼は、男である以前にとってもいい人。
だから私は彼が好きだ。
それなのに、その彼が一番安らげるはずの場所が楽しくないなんて。
もったいないよ。そんなの。
好きな人だから、せめて大事に扱ってくれないかな。
家庭を壊そうとは、言わない。
でも、経済的な話とか、便利だからとか、
そんなふうに彼に言わせないで。
別れ際。まだ、私との関係は冷静でいられるよって言った彼。
今日は、ダメだったけど、いつまでも冷静でなどいさせはしない。
私は私の理屈であなたを落としに行く。
楽しいから、こんなに簡単に終われない。
次に、一緒に出張できるのは冬になるって言ってた。
夏は無理みたいだけど、彼のおかげで
冬は確実に行けるみたい。楽しみ。
そのときは、あなたを抱いてもいいかしら?
月曜にあんなこといってた彼が、案の定、彼が声をかけてくれた。
”途中まで、一緒に帰る?”
門は、開いてる。彼が言ってるのは、いつもの門までのことじゃない。
答えはもちろんイエス、なんだけど。
日が燦々と照る外で、あなたと話すのは私には少し辛い。
顔の広い彼が、社内で知り合いに会わないか、とっても心配だった。
彼が現れたとき、一緒にいた同じ課のヒトとか
気づいてるんじゃなかろうか。私の存在に。
一緒に歩くけど、気恥ずかしくて話も出来なかった。
座って話したけど、聞きたいこともほとんど聞けず。
いいたいことの半分もいえなかった。
結婚するかどうか、悩んでるんだよって話をした。
彼氏といても、話があわないから。
”やろうと思えば、やっていくことはできるよ”
うちもそうだから、と彼が言う。
寂しくないの?それで。私は耐えられない。
”恋人って、自分のカッコ悪いところ見せたくないって思うじゃない。
パートナーは違う。すべてさらけ出せる人。
前に、親子のような関係って言ったけど、
娘にしては君は歳が近すぎる。どっちかといえばパートナーかな…”
そう?わたしにとって、恋人はすべてを知る人。
だから、あなたが望むパートナーのポジションは、
私の言葉でいえは恋人。
ただ、幸か不幸か、彼の定義ではそこに体は含まれないらしい。
彼を抱けない今でも、十分私は幸せ。
抱きたいと思う気持ちは彼を好きな気持ちとは
別なところから来てる。
そういう意味では、彼の言葉は半分は正しい。
私は、彼の素直な人格を愛してるんだから。
あれから1ヶ月、彼は気持ちは変わらないって言った。
私は…変らなくない。むしろ、大きくなってるくらい。
”嬉しいけど、応えてあげられないよ”
変わらぬその答えはあまり、嬉しくないけれど
こうしてここにいることも、答えだと思う。
日の暮れる頃、奥さんから執拗に電話がかかってきた。
何度も何度も。切れることなく、携帯が鳴りっぱなしになる。
普通、20秒もすれば切れるだろう電話。
ふたつ持ってる彼の携帯の両方が何度も何度も鳴った。
彼は、出なかった。
奥さんは、今日彼が早く帰る日だってことを知っていたらしい。
そんなこと、知らなくていいわ。
愛していないって言う割に、彼のこと束縛する奥さん。
それは、経済的なもの?世間体?家族のため?
家庭に帰りたくないって言う彼の言葉が少し気になった。
彼は、男である以前にとってもいい人。
だから私は彼が好きだ。
それなのに、その彼が一番安らげるはずの場所が楽しくないなんて。
もったいないよ。そんなの。
好きな人だから、せめて大事に扱ってくれないかな。
家庭を壊そうとは、言わない。
でも、経済的な話とか、便利だからとか、
そんなふうに彼に言わせないで。
別れ際。まだ、私との関係は冷静でいられるよって言った彼。
今日は、ダメだったけど、いつまでも冷静でなどいさせはしない。
私は私の理屈であなたを落としに行く。
楽しいから、こんなに簡単に終われない。
次に、一緒に出張できるのは冬になるって言ってた。
夏は無理みたいだけど、彼のおかげで
冬は確実に行けるみたい。楽しみ。
そのときは、あなたを抱いてもいいかしら?