別離

2004年7月11日 恋愛
朝。隣の課の課長さんと電車が一緒になってしまった。

以前の彼の話では週一って言ってたのに、
フタを開けてみればほとんど毎日のように会う。
朝から、微妙にブルーだった。

しかも、夜は夜で一緒に帰れると思ってたのに
私が帰り支度をしてる間に
その課長さんが彼と一緒に帰る、なんて言っちゃったらしい。
その課長さんがタバコ吸いに行っちゃった間に、
彼が私にそう説明した。

”じゃあ、今日は違う方向から帰るよ”

だって、ふたりで喋ってるのに私がいてもジャマじゃない。
前の定期が今日まであるし、今日は我慢するよ。

”今日はまだ月曜日だから、また今度ね”
彼が言う。

少し、不機嫌が伝わっちゃったかな。
反省。

デート

2004年7月10日 恋愛
彼氏がおやつおごってくれた。
雨降り始めたから寮まで送ってくれた。

彼氏だって優しくしてくれるのに
考えるのは彼のことばかり。
もちろん、一緒にいるときには彼氏にも甘えるけど、
彼に対してするほど、頼れていない自分がいる。

彼とは、話すことで分かり合おうとする関係。
彼氏とは、物理的刺激とか暗黙の了解で通じる関係。

後者の方が楽だし、後者の関係は欲しいんだけど、
前者の気持ちをなくしてしまったら
私の中で恋って終わりなのかもな。

また…

2004年7月9日 恋愛
今日は彼はお昼から外出の日だった。

彼が出発するのはお昼休みの終わる直前。
彼、今朝、”週末は会社に来れない”って言ってた。

あと、2日半会えない。
先週は、土曜日も会ったから2日半っていわれると長く感じる。

今日はいつも他の同期にあわせて休み時間いっぱいまで
食堂にいるんだけど、理由をつけて抜けてきた。
いつものこととはいえ、昼ご飯のとき
目も合わせずに出てきたし、
少しでいいから、顔見ておきたかった。

私が部屋に戻ったとき、彼は相変わらず他の人たちに囲まれて
仕事の話してた。
ひとりいなくなるとまたひとり。ひっきりなしに誰か来る。

彼が出かけるとき、外で挨拶できたらいいなって思って
彼が出かけるくらいのタイミングで外にお湯を汲みに行った。
ドアを開けようとしたら、少し後ろにヒトの気配。
振り返ると、彼だった。

自動ロックのドアをあけたまま待ってたら、
彼がこっちをみて何かを手渡してくれた。
一瞬目が合って、彼が笑顔を作る。

500円玉くらいのちっちゃい紙。付箋紙。
彼がよく会社で使ってる少し太めの赤ペンで、
2行ほど何か書いてあった。
急いで書いたのか、字が潰れてて、一瞬読めなかった。

”良い週末を”

振り向くと、彼がちょうどエレベーターホールの
角を曲がるところだった。
彼がこちらを向いたので、手を振る。

付箋紙だし、
彼、私が戻らなかったらこれを私の席に
貼っていくつもりだったんだろうか。
付箋紙にしては、丈が短いのは、目立たないように切ったから?
いつ書いたんだろう。私が席を立ってから??

なんでもないことだけど、プライベートなメモなんて
彼に貰ったことなかったから嬉しかった。
1日、セキュリティカードの裏に貼って
首から下げてたもん。

逆転

2004年7月8日 恋愛
”…もう、帰っちゃう?”
退出時間前、マグカップとポットを洗ってきた私に
彼が言った。

いつも、帰ろうって言い出すのは彼だ。
私は軽く頷いた。
けど、語尾がなんかヘンだ。

不思議に思って彼のほうを見ると、
置いてけぼり食らった子供みたいな顔で
こっちを見る彼と目が合った。
一瞬、手が止まる。

”もう少し”
ごくごく短い沈黙の後、少し低い声で彼が言って、
私は今しばらく、彼のことを待つことになった。

私のこと、可愛い可愛いって言うけど、
どっちが可愛いんだかわからない。
彼のほうが、余程可愛い。

理由

2004年7月7日 恋愛
飲み会があった。
組織変更があったせいか、月曜に急遽彼が企画したものだ。

いつもどおり、帰りは彼と帰った。
なぜ、彼が好きなのかって、訊かれた。

依存しても大丈夫かな、と思ったから。
言うことと思ってることが、一致してると思うから。

理由なんて、たくさんあるけど、今日彼に伝えたのはこの2つ。
”僕に今、余裕があるからこんなふうに接することが出来るけど
 そうじゃないときは、そうできないかもしれないよ”

暗に、この関係が壊れるときのことを言ってるんだろうか。

歩きながら、寄り添って彼の瞳を見つめる。
彼が目をそらしても、私は目をそらさない。
うつむいた彼がもう一度こちらを見て立ち止まる。
首筋に手をかけて、彼が私を引き寄せた。
何度目かの彼の口づけ。
1ヶ月近く我慢してた。遠慮なく入れるところまで彼の中に入る。
上手いとか、下手とか関係ない。彼が欲しい。

気持ちいい。
”俺もだよ。今度、ゆっくりキスしよう。飽きるまで”

飽きなんかしない。ただ、あなたのすべてが欲しくなるだけ。

依存関係

2004年7月6日 恋愛
お昼ご飯、食べに行かなかった。
昼休み、昼寝して余った時間は彼と話してた。

帰り道。
一緒に他の人がいたんだけど、
エスカレーターに乗ったとき、
普段は決して触れ合わないのに、彼が頭を撫でてくれた。

些細なことなんだけど、もっと彼が欲しくなる。
結婚がゴールじゃない恋愛なんてたくさんあるじゃない。

一緒にいる時間、黙って見つめ合うだけの時間が
前より増えた気がする。
話すことがなくなったとか、疲れているせいかもしれないけど。
彼は、楽しくないかもしれないけど、
私はじっと彼を眺めていられるその時間が好きだ。

”仕事では、依存しすぎは良くないよ”
そう、言われてしまったけど。
”プライベートでは人を選べば、大丈夫だけど”
”私、依存してる?”
”うん、少し”

今、ここで彼についてのことを言ってるんじゃない。
でも、いつかそういうふうに思われる日がくるのかな。
彼にそういう意図はなかったと思うんだけど、
半分は計算じゃなくて、目を見て笑えなかった。

依存して欲しいって、最初に彼が言った。
でも、いざ依存してるって言われると、
彼がどう思ってるか気になる。

”俺のこと、嘘つきだと思ってる?”
嘘つきじゃないと思いたいけど、嘘つきなんだろうなと思ってる。
”嘘つきじゃないって、いつか証明するよ”

そうね。あなたは、嘘つきじゃない。
ただ、私が勝手に期待しているだけ。
彼は、家庭があるからって言うし、私の前で奥さんに電話もする。
私だって、彼に彼氏の話だってするし、
彼氏と彼の前で話すこともある。
私の中で彼氏と、彼に対する感情が違うように、
彼の中で奥さんと私に対する気持ちは異質なものなんだろう。
だから、彼は嘘はついてない。
嘘をついてないから、これが永続的な関係かといえばそれは違う。

嘘つきでもいいから、傍にいてください。

仲間。

2004年7月5日 恋愛
彼氏が一昨日USBメモリをくれた。
ペン型のタイプで、私が前から欲しがってたものだ。

ありがたいんだけど…4日前にその話をしたときに
彼がいとも簡単に”普通のでよければあげるよ”なんて
言ってくれたから、ちょっと複雑。
彼がくれるのに、彼氏がもらって喜んでた物を
取り上げちゃったみたいで、なんか素直に喜べなかった。
ほんとはもっと喜んであげたかったのに。ごめんね。

今日は、朝、彼がこの前私が書いた資料を添削してくれた。
彼の話を聞いてると、トンチンカンなこと書いてたみたいだけど
傷つけないようにって、気を使ってくれてた。

でも、資料のテーマは私には難しかった。
私に対する問題なのに、彼にどうすればいいの?って、
聞いてしまいたくなる。
”俺には俺の答えがあるけど、人によって違うだろうから
 それは周りの人にも聞いてみて、
 君なりの答えをもっていてくれればいいよ”
気持ちは嬉しいんだけど、私そんなふうになれるのかなぁ?
彼は、私がそうじゃないことを知ってて、
でも、知らないフリしてそう言ってるのかもしれない。

”ただ、ひとりで言ってるだけじゃ、変わらないよ。
 そんなとき、どうする?”
たぶん、私だったら黙ってる。ひとりで、何かしようとする。
”仲間を作るんだよ”

私と彼の違いって、そこだ。
妙に、納得がいった。当たり前なんだけど、心に残った。

かなわない。私は、そうはなれない。

ショッピング

2004年7月4日 恋愛
彼氏の服を買いにいったんだけど、
結局ほとんど私だけが買い物して帰ってきた。
しかも、彼氏は疲れたらしいので先に帰しちゃった。

彼だったらありえないんだろうな。こんなこと。
子供もいるし、思い通りにならなくても我慢するんだろうな。たぶん。

子供だよね、私。

予定

2004年7月3日 恋愛
彼が、昨日週末に予定がないって言ったら
”それは良くない”なんて言ったから週末に予約を入れてみた。
わけがわかんない。

彼の言葉がきっかけになったのかもしれないけど
月末に彼氏と乗馬に行ってきます。
気に入ってくれるといいんだけど。

夕方。彼に会いに、会社に行った。5時過ぎてから。

”来た?”
衝立越しに、隠し立てするでもなく悪戯っぽくこっちを見て彼が言う。
いつもながら、お隣に課の人いるのにその口ぶりはいいの?
さすがにそろそろみんな気がついてるんじゃないの?
朝は一緒に会社来るし、夜は彼が帰る時間を私に聞いてるし、
休みの日にまでこれじゃ、見て気がつかないほうがおかしい。

帰り。急いで帰るかって問いに急いで帰らないよって言ったら、
彼がしばらく付き合ってくれた。
”いろいろ、その後どう?”
明日は彼氏と服買いに渋谷行くよって話した。
”渋谷って、最近年齢層とか違うんじゃない?”
そうなんだけど、彼氏が渋谷に行きたがってるから。
というか、彼氏はそこしか知らないというか。
渋谷まで行って、GAPに行くんだよ、なんて言ったら彼が吹いてた。
他で股下が合うパンツを見つけたから、
GAPでパンツ買ったのは1回だけだけどね。

彼は、渋谷に昔は良く行ってたよって話と、
ちょっとした渋谷の小噺をしてくれた。
”明日、行く目的ができたでしょ?”
気遣い、ありがとう。

”今日、会社来るとき、俺いると思った?”
うん。もちろん。そうじゃなければ会社なんて行かない。
”俺は…朝はかなりの確度でくるんじゃないかと思ってたんだけど
 さすがにあの時間になると今日はもうこないかと思ってたよ”
彼が言う。
うん。私も、絶対行けるとは思ってなかった。
朝から、彼氏の予定を調整して行こうとはしてたけど
確信はなかったし。
”だから、そろそろ帰ろうかなって思ってた。
 こんなふうに、思ったらあんまり良くないんだけど、
 でも、俺は自分の気持ちに嘘はつかないから、
 …つかないから、来たときには来てくれて、嬉しいと思った”
ありがとう。そう思ってもらえて、幸せです。

”今日、話しておきたいことは?”
彼に話すだけの価値があることなんて何もない。
首を振る。振ってみてから考える。

言っておかなきゃ、ダメだ。いつも言えないから。
”今日、会社にいてくれて、待っててくれてありがとう。
 嬉しかった”
不器用で、つまりながらだけど、
一緒にいるときに、やっと言えた。
たくさん、彼に言ってもらって、
毎日、彼に誘ってもらって、ようやく返せた言葉。
珍しく、彼が下を向く。くすぐったそうな笑顔。
”待ってた甲斐があったよ”

彼といると、いつも言えないようなことが言える。
彼が、素直だから。私も引きずられてる。
彼は、話がうまい人だとは思わない。
彼よりも、話してて楽しい人は、たくさんいる。
それでも彼が魅力的なのは、彼が自分の気持ちに素直だから。
彼が前を向いているから。

彼は、私のことを恋人としては見ていないって言うけど、いいんだ。
肩書きなんかより、一緒にいてくれて、
そうやってあなたが笑っててくれることのほうが、
今は大事だから。

醒めた?なんて訊くけれど、
ありがとうって言うだけで、子供のように喜ぶあなたを
いまここで、嫌いになれるわけがないじゃない。
好きでいることしかできないけど、
それであなたの笑顔が見られるなら、
いくらでも表現するよ。

たとえ、あなたが自分の壊れた鞄を買い換えるのを我慢して
奥さんにバッグを買ってあげてるなんて言ってもね。

そんなふうに我慢してるあなたまでが好きだ。
終わってるよね。

共同作業

2004年7月2日 恋愛
彼のお家から会社に電話がかかってきた。
彼はいない。鳴ってる携帯に気づいて、課の人が彼を探しに立つ。

家からなんだろうな。
電話の鳴らし方、かなり執拗。
仕事中に堂々と彼のジャマができる彼の奥さんがちょっと羨ましい。

しかも、内容は出かけてて今晩のごはんがないってことだったらしい。
結局、奥さんの提案で家族で外食することになったみたい。

電話してる彼らの会話を聞いてて、いい家庭だなぁと思った。
協力して家庭を維持してる感じする。
私はあんなふうにはできないよ。
何も聞かないで見てると、電話の一件もそうだけど、
彼のこと大好きな奥さんが彼に甘えたがってるようにしか見えない。

彼の奥さんと、張り合えるわけがないし、
子供もいる彼と結婚したいなんてつもりはないんだけど
一緒にいられる時間を電話で制限しにかかる彼の奥さんの電話が
ちょっと寂しかったのかもしれない。
守らなきゃいけないものはないなんて、4月に言ってたけど
それって限りなく嘘に近い。

あなたの意思で守りたいんでしょ?
義務じゃなくて、意思だと。

彼の幸せそうな笑顔はそこから来てるんだし、
彼の奥さんに勝てるとも思えないから壊すつもりはないけれど、
ほんの少し、少しだけ嫉妬しました。
だって、私にはそういう場所がないから。

彼が仕様書を書いた回路を、私が設計するって計画が
昨日の今日のでスタートしました。
先週、仕事俺が教えるよって言ってくれたし、
負荷の関係で一度は断ったけど、
やっぱり設計やりたいよって言ったから
彼が動いてくれたんだと思う。

彼が書いた完成版の仕様書なんて、見るの初めてじゃないかなぁ。
仕様書読み嫌いだけど、彼が書いてくれたんだと思ったら読めるかも。
もっとも、彼があきれるほどいろいろ聞かなきゃならなそうだけど…

水面下の取引を知ってるから、
私の直属の先輩に私の仕事の話をする彼を見て少し笑ってしまった。
しかも、もともと他の先輩がやるはずだった設計を
彼がやることになったんだけど、
途中までできてると思ってた仕様が白紙だったのを見て
彼が”本当に何にも書いてない?1ミリも書いてない?”なんて
確認してたのに笑った。

ハタから見てたら、わけわかんない心変わりだろうな。
直属だけで30人以上部下がいる課長が
何の変哲もないちっちゃなモジュールの設計書を書いて
自分で見ながらなぜか私に設計の練習させる、なんて言うんだから。
忙しい彼自身が教育の方に回るなんて、
すでに私が入社した3年前の時点でありえなかった。
普通だったら、先輩の誰かに私にも設計やらせるようにって
指示するだけで事足りるはず。

そういう意味では、得してるのかも。私。
彼を好きになって得たものは、0じゃない。
仕事だって、会社にいるのが辛くないし。
彼のあからさま加減から見て、
課の人の訝しげな視線を浴びる日が近い気もするけど。

条件

2004年7月1日 恋愛
彼が、モーニングコールしてくれることになった。
”7時過ぎの電車にいなかったら、会社着いてから電話するから”
毎日、彼の声が私を起こしてくれるなら、それも歓迎。

毎日、キスしてくれたほうが嬉しいけどね。

倦怠

2004年6月30日 恋愛
彼とふたりで会社に行った。
帰りも一緒だった。

こうずっと、毎日一緒にいると息苦しい。
嬉しいんだけど、飽きられちゃうんじゃないかなぁ…

出勤

2004年6月29日 恋愛
彼と一緒に会社に行った。
昨日、一緒に行っていいって言われたから。
同じ部屋の人が一緒にいたから、ダイレクトに、じゃないけど
”明日、同じ電車にいなかったら起こすよ”って。

今日は、彼は他の人と一緒にいたから
最初私は彼の近くには行かなかった。
朝から、ジャマしてもアレだしね。
でも、彼のほうが話し掛けてきてくれた。
気を使わせたかな。ごめんね。

”あの人と会うのは、週1回くらいなんだけど…んー”
会社に着いてから、ぽそっと彼が私に言った。
彼は、愛想がいいから知り合いがいたら絶対に声をかける。
ほんとは私はふたりきりがいいんだけど、
彼のそういうとこも含めて私は彼が好きだ。
”今度また、ふたりで”
…ありがとう。その言葉だけで十分です。

今日は、異動の話とかあって、結構1日長かった。
彼の下もかなり人の出入りがあった。
私が出て行く人の中に入らなかったのは、嬉しかった。
彼がいる限り、彼のお膝元は安泰なんだろう。

でも、仕事も選んでいかないと、
彼の傍にいられなくなるのは、嫌だ。
たとえ今のような関係じゃなくても、
ひとりの上司としてみても彼と一緒にいたいと思う。
彼は、公正な評価する人だし、責任も取る。
頑張りに対して、きちんと評価をする人だ。
方針を示して、話を建設的な方向に持っていって、
きちんとみんなが納得いくような結論を出してくれる。

帰り。
”明日は、どうするの?”
彼が、訊いた。
”早く起きたほうがいい?”
きき返した私に彼が言う。
”命令は、できないよ”
命令だなんて、思わないのに。
”命令じゃなくて、お願いというか…
 明日も、早く来て、一緒に会社行かない?”

あなたに願われたら、起きちゃう。眠れないかも。
いつまで、そんなふうに思ってくれる?
私は、あなたと一緒にいていいの? [編集する]
彼からの電話で起きた。
私たちは、プライベートでは連絡は取らない。つまり、何もないのに、彼から電話がかかってくるわけがない。

今朝は、私、起きたなかったみたい。彼氏の電話で。
で、出社時間をすぎて、彼が私を起こした、というわけ。
彼氏から”課長さんが俺のとこに聞きに来たよ”って
メールが入ってた。
こないだ、彼に彼氏に起こしてもらってるって話したばかり。
こんな早くにポカやるとは思ってなかった。迂闊。

ぼーっとした頭で着信履歴を見ると、
同じ電話番号が7回もあった。
いつも、私がかける彼の番号とは違う番号。
彼は、携帯をふたつ持ってる。ひとつは会社用、ひとつはプライベート用。

もしかして、私がかけてたのは彼のプライベートのほうの
番号だったのかなぁ?
今度、聞いてみよう。

朝、そのまま出社するのは恥ずかしかったので
昼休みに会社に行くことにした。
ってことで、これから出社します。
彼、あきれてるかなぁ…

美術。

2004年6月27日 恋愛
彼が薦めてくれた展覧会に行ってきた。
私には、きっとわからないと思いながら。

ただ、彼が面白いと思ったんだから
何が面白いか、私もわかろうと思ってみてた。
でも、見てるときは、彼のことすら忘れてたな。
そういう意味では、意外と面白かったのかも。
頭は使ったけど。

今まで理解できなかった抽象画達も、
少し離れてみると普通の絵だった。
今まで分からなかったのは、
私の距離の取り方が、まずかっただけなのかもしれない。
近視眼だから。

私生活でも、同じことが言えるんだろうか。
あえて目をそらしているんだろうか。

言葉で表現するのは難しいから、
彼の目につくところに感想を書いて載せておいた。
これで、勘弁してくれないかな?

再会

2004年6月26日 恋愛
大学時代の先輩に会った。
最後に会って、もう3年以上になる。
やっぱり、年月を感じてしまった。
私だって、3年前と比べると肌もつかれてる。
向こうもそう思ってるのかも。

喋ろうと思っても、うまく言葉が出てこない。
1日、一緒にいたけど、最後まで少し緊張してた。
緊張、というか、どうやって間をもたせよう、とか。

GWにそういう話になったけど、
やっぱりね、誰でもいいってったって、
この人は抱けないわ、私。
私には、彼がいるもん。
彼とはキスできるけど、先輩とはできない。
いくら先輩が年取ったって言っても
先輩より彼のほうが14歳も歳が上。
それなのに彼のほうが違和感がない。
違和感がないどころか、彼のキスは気持ちいい。

帰ってから、メッセで話した。
”変わってないね”って言われた。
先輩は、誘惑しなかったでしょって言われた。

さりげなく、そういう対象にはならないよね?って
釘をさしたけど、軽く流されてしまう始末。

ふたりで会ったこと自体が間違いなんだろうか。
昼間だったから、油断してた。

空席

2004年6月25日 恋愛
彼も彼氏も午後は外出で、私にしてみればとっても働きやすい環境だった。しかも、望まなかったのにいつもどおりの時間まで会議だった。
彼がいなくても、仕事してるわよ。
最終退出時間まで残ってるのは彼のためだけじゃないんだから…

彼がいなかったらもっと早く帰ってるだろうけど。

彼は、あれからHPに毎朝来てくれてるみたい。
何書こうか、なんて少し緊張する。

週末。彼は仕事だって言ってた。
会いにいけたら、いいのに。

後ろ髪

2004年6月24日 恋愛
彼、今日は9時過ぎに同じ課の人に連れて行かれて
退出時間になっても帰ってこなかった。
毎日遅くなってると彼が怒られるって言ってたから
退出時間少しすぎたけど、帰る事にした。

ひとりの帰り道は、寂しかったよ。
こんなこと、ここに書いても
ここを彼が見るわけじゃないけれど。

仕事

2004年6月23日 恋愛
早く帰るって言ってたから、彼が帰るのを今か今かと待っていた。
別に、一緒に帰れる気もなかったんだけど。
彼氏が同じ部屋でまだ仕事してる上に、まだみんないる時間に
彼と帰るなんて、いくらなんでも不自然すぎる。

”一緒に帰る?”
周りに人がいるのに、彼が言う。
そんな、ハッキリ言っちゃっていいんですか?
どきどきするんですけど。
彼氏がすぐ帰るって言ってたから、少し待ってたけど、
帰らなそうなので弱った。
かといって、いつまでも残ってても彼に悪い。
彼氏が席を立った瞬間に、そろっと外に出た。

”今日は、少し歩いて帰る?”
意外なことに、彼からそんな言葉が聞けた。
帰らなくていいの?って聞いた私に、
彼は”昨日ケンカしたから、もういい”って言った。

奥さんが、子供の成績が悪いって子供を怒ったらしい。
私もそう思うけど、出来ないことを出来ないって言っても、
相手が傷つくだけで結果は変わらない。
私はそう思う。
そこで解決しようと、考えるのが彼。男の論理というか。
私は、彼のそういうところ好きだ。前向きで。
仕事仲間として、という意味でかもしれないけど
よく出来てると思う。憧れるし。
愚痴を聞いて欲しいって意味では、良くないのかもしれないけれど。

でも、私は愚痴ってる。彼が、聞いてくれてるから。

仕事、進んでないって言ってしまった。出来ないとも。
”仕事、教えてあげる。俺が教えるよ。連れて回って”
彼が、言ってくれた。
そうだと、嬉しい。私のこと、買いかぶってる彼が少し怖いけど。
明日から、必死で仕事しないと。
分からないことだらけ。一般人以下。
彼に、置いていかれたくない。
言ったらやるのが、彼。どうするんだろう??

”キスはするけど、それ以上は、今はやめておこうね”
やんわり、諭される。

キスは、今日はさせてもらえなかった。
”たまには、ない日もあっていいでしょ”
確かに。今日の話に、合わないし。
私が本当に欲しいのは、あなたの心。

自分のものにはならなくても、ひとりの人間として
素直なあなたが好きだから。

子供

2004年6月22日 恋愛
いつもどおり彼と一緒に帰ったんだけど、話が出来なかった。
仕事がうまくいかなくて、気分が乗らない。

”寝てるの?”
いや、目は開いてる。

仕事中に今日は家から彼に電話がかかってきてた。
”明日は、早く帰らないと”
理由は、子供のことじゃないかって。

彼には、帰る家があって、夫婦で大事にしてる子供がいて、
私はひとり。

なんだかね、遠く感じる。

こんなとき”可愛い”って言われると、やっぱり彼も他人だなと感じる。

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