心配

2004年7月26日 恋愛
”待っててくれたの?”
遅くなった彼が言った。
”うん”
そう。することがなかったけど、あなたが帰るのを待ってた。
今日は、眠かった。
辛かったけど、それでも一緒に帰りたかったんだもん。
そうじゃなきゃ、会社に来てなんかいなかった。

”Tさんと帰ればよかったんじゃない?”
門を出てから、彼が言った。
Tさんの通勤経路は彼とは逆方向の駅。
私の家に帰るには、そっちのほうが乗り換えが少ないし、早い。
早いんだけど…
”なんでそんな意地悪言うの?”
思わず絡んでしまった。

だって、あなたは私があなたと帰りたがってるの知ってるでしょう?
定期だって、値段が2倍になるのに
わざわざあなたと一緒の経路に変えたのよ。
知っててそういうこと言うのは意地悪じゃないの?

”だって、向こうの方が早いでしょ。無理して欲しくなかったから。
意地悪とか、そういうつもりは全然ない。倒れられたら困るから”
そうなのかもしれないけど、それって違う。
私は、あなたといるからこうしてここにいられるの。
そうじゃなかったら、とっくに疲れて倒れてる。

”私がそうしたいからするの。好きにさせて”
可愛くないけど、そんなふうに言ってしまった。
ああ、可愛くないよね。

帰って、彼が見るHPに心配してくれてありがとうって書いておいた。
なんていうか、心配なんかしてくれなくていいから、
今は一緒にいさせて欲しい。

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