予定

2004年7月3日 恋愛
彼が、昨日週末に予定がないって言ったら
”それは良くない”なんて言ったから週末に予約を入れてみた。
わけがわかんない。

彼の言葉がきっかけになったのかもしれないけど
月末に彼氏と乗馬に行ってきます。
気に入ってくれるといいんだけど。

夕方。彼に会いに、会社に行った。5時過ぎてから。

”来た?”
衝立越しに、隠し立てするでもなく悪戯っぽくこっちを見て彼が言う。
いつもながら、お隣に課の人いるのにその口ぶりはいいの?
さすがにそろそろみんな気がついてるんじゃないの?
朝は一緒に会社来るし、夜は彼が帰る時間を私に聞いてるし、
休みの日にまでこれじゃ、見て気がつかないほうがおかしい。

帰り。急いで帰るかって問いに急いで帰らないよって言ったら、
彼がしばらく付き合ってくれた。
”いろいろ、その後どう?”
明日は彼氏と服買いに渋谷行くよって話した。
”渋谷って、最近年齢層とか違うんじゃない?”
そうなんだけど、彼氏が渋谷に行きたがってるから。
というか、彼氏はそこしか知らないというか。
渋谷まで行って、GAPに行くんだよ、なんて言ったら彼が吹いてた。
他で股下が合うパンツを見つけたから、
GAPでパンツ買ったのは1回だけだけどね。

彼は、渋谷に昔は良く行ってたよって話と、
ちょっとした渋谷の小噺をしてくれた。
”明日、行く目的ができたでしょ?”
気遣い、ありがとう。

”今日、会社来るとき、俺いると思った?”
うん。もちろん。そうじゃなければ会社なんて行かない。
”俺は…朝はかなりの確度でくるんじゃないかと思ってたんだけど
 さすがにあの時間になると今日はもうこないかと思ってたよ”
彼が言う。
うん。私も、絶対行けるとは思ってなかった。
朝から、彼氏の予定を調整して行こうとはしてたけど
確信はなかったし。
”だから、そろそろ帰ろうかなって思ってた。
 こんなふうに、思ったらあんまり良くないんだけど、
 でも、俺は自分の気持ちに嘘はつかないから、
 …つかないから、来たときには来てくれて、嬉しいと思った”
ありがとう。そう思ってもらえて、幸せです。

”今日、話しておきたいことは?”
彼に話すだけの価値があることなんて何もない。
首を振る。振ってみてから考える。

言っておかなきゃ、ダメだ。いつも言えないから。
”今日、会社にいてくれて、待っててくれてありがとう。
 嬉しかった”
不器用で、つまりながらだけど、
一緒にいるときに、やっと言えた。
たくさん、彼に言ってもらって、
毎日、彼に誘ってもらって、ようやく返せた言葉。
珍しく、彼が下を向く。くすぐったそうな笑顔。
”待ってた甲斐があったよ”

彼といると、いつも言えないようなことが言える。
彼が、素直だから。私も引きずられてる。
彼は、話がうまい人だとは思わない。
彼よりも、話してて楽しい人は、たくさんいる。
それでも彼が魅力的なのは、彼が自分の気持ちに素直だから。
彼が前を向いているから。

彼は、私のことを恋人としては見ていないって言うけど、いいんだ。
肩書きなんかより、一緒にいてくれて、
そうやってあなたが笑っててくれることのほうが、
今は大事だから。

醒めた?なんて訊くけれど、
ありがとうって言うだけで、子供のように喜ぶあなたを
いまここで、嫌いになれるわけがないじゃない。
好きでいることしかできないけど、
それであなたの笑顔が見られるなら、
いくらでも表現するよ。

たとえ、あなたが自分の壊れた鞄を買い換えるのを我慢して
奥さんにバッグを買ってあげてるなんて言ってもね。

そんなふうに我慢してるあなたまでが好きだ。
終わってるよね。

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